10月6日の研修科では、中級秋冬メニューの「玄米海苔巻き」「蓮根のはさみ揚げ」「しぐれみそ」に加え、過去のメニューから「小豆スープ」を学びました。
午後の講義では、「どうして正食では小豆を重んじているのか?」など問いを通じて、正食の本質とは何かを改めて考える時間となりました。
受講生スピーチ:「私にとってのマクロビオティック」
毎回1名の受講生に発表していただいている10分スピーチ。
身近に「正食」「マクロビオティック」という言葉を知っている人が1割ほどという環境の中で、自身の気づきを大切に伝えていきたいという、お話が印象的でした。
どの回のスピーチも、それぞれの体験や思いが心に響きます。
デモンストレーション:「しぐれみそ」
続いて、受講生によるデモンストレーション。
今回は「しぐれみそ」です。
食養の基本料理としての位置づけや、正食として大切にしているポイントを、調理をしながら10分間で伝えるというのは簡単ではありません。
しかし、練習・準備・言語化の積み重ねがしっかりと伝わる発表でした。
緊張感の中で発表を終えた後の振り返りは、理解をより深める貴重な時間になるなあといつも感じます。
実習メニューと学びの時間
「玄米海苔巻き」と「蓮根はさみ揚げ」は、研修科の講師のデモンストレーションを見て、再確認。また、今回初めて習う受講生も多かった「小豆スープ」。先生方の正食としての大事なポイントを聞くと、自身がレシピ頼りになっていたとハッ気づかされ、季節や体調に合わせることが大切だと改めて感じる学びの時間です。
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酢飯を作っている様子。ですが、お酢も砂糖も使わず、梅酢で作ります。
巻きすの向きや海苔の向きも復習しました。
蓮根のはさみ揚げもいい色に揚げ上がりました!大豆ミートを使用。
声を掛け合いながら、相談しながら仕上げていきます。
完成。しぐれ味噌は班ごとに使う味噌を変えて味比べしました。
午後の講義:「心棒」と「両輪」
午後の講義では、書籍『正食生活術』の一節をもとに、改めて正食哲学について考えました。
「どうして正食では小豆を重んじているのか?」「正食で最も難しい料理は何か?」「自身や身内の病気・不仲・マイナスな出来事に見舞われたとき、どんな信条で乗り越えたか?」といった問いを通して、皆で意見を出し合いました。
そのうえで、自分にとっての「心棒」と周りの「両輪」について考えました。これは、月庵和尚が門下の修行者に示した教えで、すべての対立する観念を車の車輪にたとえたものです。「心棒」とは自分の中の軸、「両輪」とはその軸が動くために必要な共に動く周りの存在のようなもの。
『正食生活術』では、「心棒と両輪がなくなっても、自分はなくならない」という趣旨のことが説かれています。さて、皆さんはどういうことだと思いますか。
次回の研修科は11月10日(月)を予定しています。
研修科は、レギュラー教室(師範科または新上級)を修了された方と、講師・指導員が共に学びを深める場です。
料理だけでなく、正食の哲学をより深く体得していく時間をこれからも重ねていきましょう。
正食協会事務局: 蒲田