今日は七月五日です。太陽が出ている時間帯が一番長い夏至が過ぎ、二十四節気でいうと小暑で、一番暑い大暑(7月23日頃)までをいいます。 また、雑節では半夏生にあたり「夏が半分過ぎましたよ、田植えは終わっていないといけませんよ」という時期です。関西、特に兵庫県では、タコを食べる習慣があります。タコは足が八本あるので、そのくらいイネが地に根を張ってほしいという思いもあるそうです。 今日のテーマは生活習慣病です。自然のリズムから大きく離れた生活をしていると、身体の調子がおかしくなっていきます。 綜合医学会会長の渡邊昌先生は不規則な生活や美食が続いて、50代に糖尿病になってからは、外食を減らし、玄米を食べ、運動をして、20年以上血糖値をコントロールなさったまま、食育という言葉を世に広めた第一人者です。渡邊先生がいらっしゃらなかったら、ここまで食育とか食養という言葉が広まることもなかったのかもしれない。そういう意味での貢献はすごくなさった先生だと思います。 鍼治療というのは、簡単に言うとツボに鍼やお灸をすることによって、血流を変えるんです。気の流れというのを整えて、血流を整えます。冷えていて血流が悪いところに、きちんと血が届くようにしていきます。 治療だけで届かなかったら家に帰って、温めていただいたり養生してもらいます。これだけで患者さんを治せると思っていた時代もありますが難しいです。なぜかというと流れは変えることはできるけれど、血液の質は変えることができないからです。 血液の質は、ふだんの食べ物の積み重ね、思い考え方の積み重ねでしか変えることはできないんです。食べ物の質、もしくは食べる量、食べ方、あるいは過度のストレスがかかることによって発生する活性酸素を何とかしない限り、血液の質が変わらないから、流れが変わっても体は変わらない。 ということで、ご本人にある程度やってもらうこともあります。患者さんに対する働きかけをいろいろやっているわけですけど、基本的にはまず体のケアをします、だけど同時に心のケアもします、今どういう精神状態ですか、という問いかけもします。 もう一つ無意識レベルの問いかけもしないといけないのです。無意識にやっている動き方の癖、考え方の癖というものも。我が強い人は、我が強いままだとなかなか病気が治らないのです。
〈西下先生のコメントです〉 生活習慣病、糖尿病・痛風からガンまで、ということで難しい病気ではあるので、少しでも理解してもらえればと、いろんな角度からお話しさせていただきました。 生活習慣病というからには生活習慣をあらためれば治るはずなのに、それができないのはなぜなのか、を知っていただくために、「病気が治るうえで、最も大切なことは?」との質問に考えていただく時間もつくりました。 正しいかどうかでなく、それぞれの「こたえ」を持ち帰ってもらえて、病気になることを必要以上に恐れることがなくなったのかなと思います。 〈参加者の声〉
次回、マクロビオティックの極意(症状別編)は、8月2日(日)です。テーマは「リウマチ、膠原病、自己免疫疾患」です。単発受講できますので、是非ご参加ください。 山口 徹平