四天王寺は、約1400年前に聖徳太子が建立されたお寺です。 (写真は五重塔) 創建されたときには、病院や薬局、社会福祉施設もあったそうです。 昨日の最高気温は17℃。お天気はよかったのですが、 平年よりも寒く冷たい風でした
ですが、朝10時から皆さんご家族連れ、ワンちゃん連れの 人出で会場はにぎわっていました
講演会場になっていた本坊に続く道には、龍が!
今年で第3回となるこのイベント、 「いのちを紡ぐ」女性を取り巻く今の状況を考えよう、 自然なお産や子育てについての情報交換や、 のびのびと子育てできる環境を皆でつくっていこう、 というテーマを発信しています
助産師さんによる相談コーナー「産婆ハウス」
テントの裏には、いろんなお産の紹介展示も。
ワークショップもおこなわれていました。
正食協会では今回、「おかあちゃん食堂」に一部食材を提供させて いただきました
使用食材の展示の隣には、 無料配布の「むすび」バックナンバーも置いて いただきました。
「実りの秋野菜ホカホカ丼」、お買い上げです。
われわれも、お昼ご飯にいただきました
ブースもさまざまな出展がありました
オーガニック、自然農、すべてひっくるめて 安心、安全な出産・子育てに、欲しい環境。
こちらは、東北支援として、仮設住宅でお祭りやライブ、 子ども達が遊べるワークショップなどを継続的におこなっている 京都のボランティア団体。
「明日の暮らし」ブースでは、 はたき作りや酵素ジュースのワークショップも おこなわれていました。
本坊の客殿では、10時半からと、13時半からの2回、 講演会が実施されました。 午前の部は、野口整体を取り入れて活動されている 野村奈央さん。
「体のなかにある治る力」というテーマでの講演でした。 群馬県赤城山近郊在住の野村さん。 人間の体は20%ほどしか使われておらず、 あとの80%を使って、元気になっていく仕組みがあるのだと 話されます。 「原発事故後、過敏で不安になっているお母さんたちが多いのですが、 不安やストレスで背骨が固まり、ネガティブな思いがあると、 免疫力が落ちてきます」 しかし、見ないふり、知らないふりをして鈍感になるのではなく、 あきらめず、恐れもしない、ゆらぐことのない「中心感覚」を 高めていくことが大切、とのこと。 例えば、赤ちゃんがおむつを外すと動く、柔軟な動きや 猫がごろんとなって見せる自在な姿・・・ 体の内側から発される天真爛漫な動作(活元運動)が、 体を整えるのには欠かせない動き。 「つい意識して姿勢を直そうとしますが、 それでは根本から直したことにはなりません」 骨盤や背骨が冷えや固まりから解放され、 体がつくられると、物事に動じない心になって、 妊娠・出産もとても幸福を感じるようになるのだそうです。 アシスタントの外山さんをモデルに、 「正しい姿勢で座る」実習をおこないました。 腰椎の位置を教えていただきます。
坐骨がかかとの上に乗るように座ります。
参加者の皆さんも興味津々。 次は立候補された方がモデルに。
体をほぐす動作をして座ると、自然と活元運動の動きが 出てきます。 今度は全員で、坐骨の位置を確かめて実習。
体を水に浮かべるように、脱力してほぐします。 座り方を見てもらいます。
千葉から駆けつけた、 野村さんの整体スクールに通われている方も、 実習のお手伝いをされました。
最後の質疑応答コーナーのころには、全員の背筋がピンと 伸びていました。
講演後、控え室で少しお話を伺う機会をいただきました。 「このイベントはすごいです。 今日参加されている方々はとても意識が高く、 イベントもパワーを感じます」とお話しくださいました。 お昼休憩を挟んで、午後からは 島袋伸子さん。 建立された頃の四天王寺に病院があった話をされ、 「このお寺の境内のようなとても素晴らしい場所に、 産院があるといいですよね」
島袋さんは「自然なお産」を実践している吉村医院の院長補佐であり、 両親学級を担当されています。 テーマは「女を深めて」。 現代教育で一番大事なことが逸されている、 それは、いのちを司ること、また体のことだとして、 「聖書の“生みの苦しみ、労働の苦しみ”の出産・労働は、 本来日本人が尊いものとしてきたものです」 とお話しされます。 そしてスライドを使って、吉村医院での取り組みをご紹介されていきました。
「お産は太陽が昇るごとく」 人が余計な手を加えてはいけない、と 吉村先生の言葉。 吉村先生は骨董が趣味で、それが高じて古民家を 敷地に再建してしまったのだそうです。 江戸時代のままに、江戸時代の生活。 今ではその古民家を開放し、 医院に通う妊婦さんたちは進んで江戸時代の肉体労働を 体験します。
「ごろごろ、ぱくぱく、ビクビクするな」そして 「昔のものを少し食べればいい」とのこと。(by吉村先生) マキ割り、かまどの火起こし、煮炊き、掃除、 そして一汁一菜の食事。 スライドの妊婦さんたちの顔は、出産前も、 出産直後も輝いていました。 また、旦那さんの喜びの表情もとても印象的でした。
「女を喜ぶ、妊娠を喜ぶ、ありのままを受け止める。 それがお母さん本人にとっても、赤ちゃんにとっても、 幸せに生きていくためには一番、大切なことです」 野村さん、島袋さん、とてもよいお話を有難うございました。 イベントの実行委員会の皆さん、おかあちゃん食堂の皆さんも、 どうも有難うございました
講演会のお話やイベントについて、後日「むすび」にも ご紹介する予定です。 どうぞお楽しみに!