正食協会のスタッフと。右端が春夫さんと左横が娘の静香さん 桜沢先生の横浜にあった私塾(MI)で青年期を過ごし、塾生の中では最も長く桜沢先生の指導を受けました。そのMI時代に桜沢先生とのやりとりの末、一日玄米1合だけで100日間、噛み続けた経験を持っています。 桜沢先生亡き後も、マクロビオティック一筋の人生を歩み、89歳を迎えた今も現役で活躍されています。 年齢をお聞きすると「来年卒寿を迎えるのでそろそろマクロも卒業しようかな」と早速ユーモアなのか本音なのか分からない返答がありました。 4年前のインタビューと同じ質問を一つしてみました。「お元気そうですが、健康の秘訣、極意は何でしょうか?」と尋ねると、すかさず「噛むことやな」。「今もそうですか?」「うん、よく噛むと必然的に少食になる。あまり食べなくても元気でやっていけるものや」と、簡潔におっしゃいました。 松岡先生と一緒に来られていた息子の松岡春夫さん(57歳)は、アメリカの西海岸で合気道の指導をしています。子どもの頃に参加した、正食協会主催の健康学園(食養料理を食べながらマクロビオティックを学ぶキャンプ。海辺の禅寺で開催されることが多かった)で、山口清吾師範の演武を見て、合気道の道を歩むことを決心したそうです。春夫さんの師匠はハリウッドスターのスティーヴン・セガールで、大阪の道場で指導を受け、その後渡米し道場を持ちました。
「むすび」誌の2011年6月号特集、松岡先生のロングインタビュー「玄米ほどおいしいものはない」からの抜粋です。 「少食にしてよく噛んだら、どんな病気でも治る。治らない人はもう寿命がきていると思うしかない。だから、あれを食わないといけない、これを食わないといけない、というのではない。まず摂りすぎたものをやめて、玄米の基本に戻したらいいだけ。それを続けたら、健康体ができる。まず好きなものをやめるというのが大事。好きなものを食べて病気になったのだから」 (山口 徹平)