今回は、玄米こうじを使った「米味噌」を作りました。材料は、大豆とこうじと塩と、いたってシンプルです。手順を説明すると、水に浸して柔らかくした大豆を煮ます。こうじと塩を混ぜて、両手でぼろぼろになるまで、もみほぐします。これをこうじの塩きりといいます。
煮た大豆を熱いうちにペースト上につぶし、塩きりしたこうじとよく混ぜます。大豆が熱すぎるとこうじ菌は死んでしまうので、人間の体温ぐらいまで冷ましてから混ぜます。そして、おにぎり大にまるめて、容器に叩きつけるようにして、ひとつずつ入れていきます。これは、空気が入らないようにするためです。 最後に、塩を振りラップか和紙を張り、落とし蓋をして重しをして完了です。
小松先生は、豊富な経験からおいしくできる方法や黴を防ぐポイントを、細かく説明されました。味噌の作り方は、福岡県のお味噌屋さんから直接教えてもらった方法をずっとされています。 小松先生が自分で作った味噌で漬けた、かぶとかぶの葉の味噌漬けと、豆腐の味噌漬けをおみやげとして持参され、食べた園長や先生方は「おいしい!」と喜ばれていました。
保育園では二カ月に一回、「粗食の日」と称して、ふりかけも具も入れず塩だけのおにぎりを持参して、園は具だくさんの味噌汁を用意する日を設けています。 飽食の時代にシンプルな食事を体験することが目的で、おにぎりを忘れた子どもたちのために、新米を炊いて、川上園長が自らおにぎりを握っておられました。また、「弁当の日」も二カ月に一度設けられていて、これは小学校に上がる準備が目的とお聞きしました。 何度も味噌作りをしている部屋をのぞきに来た保育園の子どもたちは、全員裸足で、顔がいきいきして愛想がよく、機嫌が良いのが印象に残りました。 (Terry)