ドラマに出てきそうな都会的な駅前の風景を歩いて5分のところに幼稚園があります。集まった参加者に「できたら朝食は、パンと牛乳はやめて、味噌汁がいいですよ。今日の講座では、出汁を使わずとも、こんなに味噌汁がおいしいという体験をしてもらいます」と学園長の松井直輝先生が話されました。 味噌汁のデモに入る前に、野口先生が、“伝統食に学ぶ食生活のすすめ”の考え方について、分かりやすく話されました。
私たちは、世の中のたくさんの命をいただいて、健やかに毎日暮らしています。 マクロビオティックは伝統的な和食のことです。自然界のルールを大切にしています。その土地に準じて生きていく。日本に住んでいれば和食をいただくというのが健康にいいわけです。 あれを食べたらだめ、これを食べたらだめとは言いません。何でもおいしくいただいたらいいと思います。ただ、どのくらいの頻度で、どういうタイミングでいただくかを心得ているだけで、少しぐらい熱を出しても、自然治癒力で何日かで治るか、いつまでもグズグズと長引くかの違いが出てきます。 昔の日本人は、今よりずっと味噌汁を飲んでいました。味噌汁で栄養を摂っていたんですね。お味噌は、微生物が豊富な栄養素を作り出してくれます。発酵によって、大豆のタンパク質がアミノ酸に変わって、身体を元気にしてくれます。日本人の生活に密着していたんですね。 植物にも命があります。大根も人参も皮をむかない。栄養学的にも皮や皮と身の部分に栄養、抗酸化物質がありますよと言われています。そのような表現はしていませんでしたが、マクロビオティックの料理法は理にかなっていたんです。そして、土地でできる季節のものをいただきましょう。 玉ねぎとか人参を使って、野菜のうまみを引き立てると、お味噌がおいしかったら、出汁を使わなくてもおいしくいただける、というのを今日は、皆さんに体験してもらおうと思っています。 この味噌汁だけでも覚えて帰られたら、すごくお得です。 (この日の味噌は、松井直輝先生の手製のものを使用しました)
(Terry)