皆さん、「葉っぱビジネス」というのをご存知ですか? 和食の飾り(よく授業の試食写真にも南天などをお料理に 飾ったりしていますよね)として、里山の木の葉や、 今回のような野草を扱い出して、その地域の高齢者の方々が ビジネスを通して元気になっていったという実話です。 今度映画にもなったそうですよ
さて、話を教室に戻し、 今回つくるお料理の説明をしていく龍頭先生。
メニューは、 柿の種入り手打ちうどん&薬草つけだれ、 薬草白和え、 むかごとおかあちゃんの揚げ団子、 決明子の箸休め、薬草おむすび、葛の花エキスゼリー と盛りだくさん。
さらに、野草のかきあげ、むかごの素揚げ、 桑の葉茶、サネカズラの実の試食、焼きみかんの試食、 なんかもありました
たくさんの、野草たち…
はこべ、ベニバナボロギク、タンポポ、オオバコ、カキドウシ… こんなに一度に食べられる機会は、大阪ではめったにないですよね。
ちなみにむかごの「おかあちゃん」とは、山芋のことです
こちらが、サネカズラの実。赤く熟した実を、 そのままいただきました。 中には小さな種が3粒ほど入っています。 (実は特徴的な味はないのですが、種を噛むと苦いです
)
焼きみかんの試食で、集まる受講生の皆さん。 ケーキ入刀ならぬ「みかん入刀」に、興味津々です。
表面は真っ黒ですが、中はちゃんとみかん色をしています。
炭火または、ガスコンロで皮が真っ黒になるまで 短時間で焼くそうです。 風邪のひき始め、のどの痛みによいそうですよ~。 (もちろん、皮ごといただきます! 乾燥したみかんの皮は「陳皮」という漢方薬にも なってますよね)
ちなみに、小松英子先生も受講生として参加されていました
お料理が完成です
何がどのお料理に使われたかというと、 手打ちうどん:柿の種の粉末 薬草つけだれ:はこべ、ベニバナボロギク 薬草白和え:ベニバナボロギク 箸休め:決明子 薬草おむすび:はこべ かき揚げ:たんぽぽ、オオバコ、カキドウシ 葛の花エキスゼリー:葛の花シロップ ということでした。 ベニバナボロギクはちょっとかわいそうな名前ながら、 少しルッコラに似ている風味で生でもいただけます
でも残念ながら今はほとんど見向きもされていないそうです。 葛の花のエキスは、ほわっとお花の香りがして きれいなピンク色は花の色そのままです。 甜菜糖と葛粉を使ったのでちょっと濁ったそうですが、 グラニュー糖とゼラチンを使ったばあいは、とても透明感が出るのだとか。 昔の人の知恵や発見に感嘆しつつ、 今は里山や森林が手入れされずに荒廃し、 貴重な山の幸ももちろん、保水能力も危機に瀕している という話をふと思い出しました。 14日にあった研究会で郷土料理を担当された尾道の 藤原先生は料理紹介の中で、 「昔はとてもマツタケが大量に山で採れていて、 惜しげもなくいろんな料理に使われていたのですが、 今はあまり採れなくなってしまったそうです」と おっしゃっていました。 自然の恵みも、健全な自然があってこそ、だなあと 思いました。 ご参加いただいた皆さん、ご担当いただいた龍頭先生、 どうもありがとうございました