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岡部賢二先生が正食クッキングスクール東京校でセミナーを開催しました

  正食協会の理事で「むすび」の連載と講座を担当していただいている岡部賢二先生が、世田谷区のムスビガーデンの2Fにある正食クッキングスクール東京校で「マクロビオティック手当て法・望診講座~皮膚のトラブルに大根と生姜を使った手当て法 肺・大腸系の望診~」をテーマに開催し、身近な食物を使った民間療法の知恵を学びました。 岡部先生は、福岡県のうきは市で農的暮らしをしながら、マクロビオティックの講演や健康指導で全国をまわっておられます。豊富な経験をお持ちで、どうしてそうなるのかという食や手当てと健康のメカニズムをきっちり説明できる先生です。   秋口ということで、陰陽五行の中の肺と大腸の経絡が弱りやすい時期ですので、肺・大腸系という二つの臓器の調子をいかに整えるかということを食べものと手当てを中心に進めていきたいと思います。どんな症状が出るかということと、なぜ秋口に呼吸器とか皮膚のトラブルが出てくるのかという理由について詳しく話していきたいなと思います。   陰陽五行が初めてという方、手を挙げてもらえますか。肝、心、脾、肺、腎という五つの臓器の流れで病気というのを捉えていくんですけど、春は肝臓系が弱りやすい時期とか、暑い時は心臓系に負担がかかるとか、秋口になると、肺・大腸系の不調になってきて、冬の寒い時になると腎・膀胱系が悪くなるというように、季節と関係していると五行では捉えています。   夏から冬に移行する期間に不調が出てくるという方がいらっしゃったら、肺と大腸が少し弱っていると見ることができます。季節の合間、18日間ずつ4回、土用というのがあります。ちょうど今秋の土用に入りまして、1021日~117日、8日が立冬。立冬の前、約18日間を秋の土用といいます。   立春、立夏、立秋、立冬とありますけど、その前の18日間が土用ですので、春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用とくるわけです。この時期になると胃腸のトラブルが非常に増えるんです。体調不良で特に秋口は呼吸器と皮膚のトラブルがとても増えます。   この中で調子が悪いという方いらっしゃいませんか? 何人かいらっしゃるようですが、その時には何が一番効くかというと、食べないのが対策です。とにかく食べない(笑)。全部食べないということではなくて少食にするということですよ。調子が悪い時は、一食、二食抜いてみると胃腸が整って体調が良くなりますね。                                                      山口 徹平  
  • 2015年11月12日 13時35分更新
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