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【免疫力UP情報】香害と身近な化学物質⑥

【免疫力UP情報】
過去のむすび誌や正食出版発行書籍から抜粋してご紹介致します。
第28弾は「むすび誌2019年12月号」より香害と身近な化学物質の記事をご紹介します。(全6回)。
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有害物質を避ける結果に
 「アレルギーの人たちは、環境中の化学物質によって抵抗力が落ちた状態になります。それを補うためにアレルギー反応を起こしてからだを守る。妊娠中のお母さんの状態とほとんど同じです。防衛反応として働くので、鼻水や下痢、くしゃみなどは、自分にとってダメなもの排泄する防衛のための手段です」
 例えば、卵のアレルギーがある人は、入ってきた卵を敵とみなして体外へ排除しようとして症状が起きているため、卵はその時点でのその人には合わない、有害な食品といえます。
 卵をはじめ、牛乳や食肉、小麦、魚介類は、さまざまな汚染物質や残留物質といった化学物質で汚染されていることが多く、実はアレルギーの人たちは、食品に含まれるそうした有害物質を無意識に避けようとしているのではないか、というのです。
 もしアレルギー反応を無視して食べ続けたりすると、症状は重症化し、化学物質によって神経や内分泌の異常などを引き起こす恐れがあります。
 「自閉症スペクトラム障害やADHD(注意欠陥・多動性障害)などの神経系の障害を引き起こす化学物質は、実はアレルギーを起こしている子どもたちが避けようとしているものとほとんど同じです。例えば、神経をやられる有機塩素系の化合物は、魚や卵や牛乳に入っていて、これはアレルギーを起こすことの多い食材です。(甲状腺ホルモンを低下させ発達障害を招く)
 ダイオキシンも、(ほかの食材に比べて)アレルギーを起こしやすい食材には多く入っています」
 だから「アレルギーに従って食べ方や生活を変えると、実は元気になる」。つまり、アレルギーの人たちが避ける食品を同じように食べていれば、アレルギーでない人たちも、有害な化学物質を避けることができる。だからアレルギーの人たちは、全体が生存できる方向を示すセンサーである、というわけです。
 「健康に生きていくためには、日本人の遺伝子に適した、日本人が創り上げてきた食生活や生活環境が必要です」(著書『アナフィラキシー』より)という角田さんの訴えは、センサーであるアレルギーの人たちから学んだことでもあります。

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  • 2023年08月17日 12時39分更新
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