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岡部賢二先生の「陰陽五行による季節の養生と手当て・望診法」を開催

8月5日土曜日。正食協会の理事・岡部賢二先生の「陰陽五行による季節の養生と手当て・望診法」の第三回目が開催されました。今回のテーマは、「土用の養生法と望診法(胃・脾臓系)~玄米を使った手当法~」です。

岡部先生が住んでいる福岡県朝倉市杷木町は、7月の九州北部豪雨災害で21名の方が亡くなられ、今も行方不明の方がおられるそうです。高台にある自宅は被害を免れましたが三週間続いた断水が復旧して、ようやく日常生活に戻れました。その災害の話を冒頭にしていただき、講義の中からお砂糖のお話しを抜き出して紹介します。

 

 

確かに豪雨でしたが、それだけが原因ではありません。杉が植林された山が崩れて、流れてきた流木が橋桁に詰まり、ダム化したことで溢れた水が町を飲み込んだので“流木災害”と呼んでいます。

 

国策として自然林を伐採しお金になる“日田杉”をたくさん植えたわけです。途中で政府の方針が変わって、国産材の保護よりも、外材を輸入して安く企業に提供する方向に変わったものですから、価格競争に負けた林業の方たちは、枝打ちをはじめとする山を管理する経費が出なくなった。

放置林となり、光が入らず、根が張らず、雨で木が流れていく。人災ではないか。

町には流木が散乱していて、流木に埋め尽くされたような状態になっています。

 

 

砂糖を含んだ液体が問題です。ジュース類は子どもたちが大好きです。清涼飲料水といわれる飲み物です。大量の砂糖が入っています。日本人、一人当たり年間何キロ砂糖食べていると思います? 40㎏です。

300ccの清涼飲料水には10%のお砂糖が入っています。30グラムです。細いスティックシュガー1本が3グラムですから、10本はいっていることになります。

中学生になると、一日1500cc飲むという子どもがいます。お砂糖の量が150グラム。スティックシュガー50本。なかには11500cc三本飲むという子どもがいる。一日450グラム。スティックシュガー150本。二日で1㎏です。一年間180㎏。

清涼飲料水から大量に入ってくる砂糖が子どもたちの体を蝕んでいます。

砂糖はいろんな病気を作る原因になっています。

もし子どもさんの学力低下ということが起きていたら、まず食べものを変える。甘いものを控えてしっかり朝一杯の味噌汁でいいから、塩気のものが入ると学習能力が上がるということです。判断力も増すということにもなります。

 

 

次回は、107日(日)。「秋の養生法と望診法(肺・大腸系)~大根を使った手当て法~」です。是非ご参加ください。

  • 2017年08月10日 08時39分更新
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