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岡部賢二先生の陰陽五行による望診講座が行われました

 

8月6日土曜日。正食協会の理事、岡部賢二先生のマクロビオティック手当法・陰陽五行による望診講座第3回「陰陽五行による胃・脾臓系の望診~免疫系のトラブルに玄米、葛、甘酒を使った手当て~」が開催されました。

 

 

季節の変わり目を管理するのが胃・脾臓系です。脾臓といっても現代医学の脾臓ではなく、胃・膵臓系と私は呼んでいますが、その経絡が弱るとどのような症状が出てくるのでしょうか。

 

明日が立秋なので、ちょうど今日までが土用ということになります。土曜日の土曜じゃないですよ(笑)。立春24日頃、立夏55日頃、立秋87日頃、立冬118日頃の前、約18日間を土用といいます。合計して年間で72日間あります。土用と聞くとまずイメージすることはなんですか? うなぎですね。一般の人は土用をうなぎを食べる日と誤解しているんですね。

 

明日から秋に入りますけど、季節と季節の調整期間なので、陰陽の気が安定しない、体調不良が起こりやすい時期が土用の時期です。なんとなく胃腸の調子が悪いとか、下痢が続く、食欲不振。夜眠れない、気分的に落ち込む、引きこもり状態、人に会いたくない、なんとなく自信がなくなる、精神的にも気が滅入りやすい時期が土用の頃です。

 

土用の時期に何が起こるかというと、胃・脾臓系の疲れる状態、停電状態が引き起こされるといったらいいかもしれません。胃・脾臓系は土用の時期に非常に関わる経絡であるわけですが、何を管理しているかというと、簡単に言うと人体の発電所、生命エネルギーの発電を行っている経絡だととらえます。

 

東洋医学では生命エネルギーのことを“気”と呼んでいるんですね。伝承インド医学、アーユルヴェーダの世界ではプラーナと呼んだりすることもあります。目に見えない一つのエネルギーの流れというものが人体にあり、その気のエネルギーを創り出す大本が胃・脾臓系の働き。気のことを物理学、科学的に申し上げると私は生体電気と呼んでいます。

 

胃・脾臓系の働きは、家に例えるとブレーカーに相当します。食べ物から「地の気」が胃と膵臓で取り込めなくなると、ブレーカーが落ちて慢性的な生命エネルギー不足の症状が現れます。

 

 

次回の手当て法講座は、10月1日(土)「陰陽五行でみる肺・大腸系の望診~リンパ系のトラブルに里芋、大根を使った手当て~」です。単発受講もできますので、是非ご参加ください。

  • 2016年08月08日 11時40分更新
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