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望診法講座「仕組みが判れば感情はコントロールできる」第3回①

2019年128日(日)、山村慎一郎先生の望診法講座の第3回目が開催されました。
テーマは「思(憂)から抜け出す思考と行動」。

現代社会では切り離して考えがちな私たちの「喜・怒・哀・楽」という日々の感情の動きも、実は体調の変化と連動しているのです。
山村先生の学生時代、ひきこもりになった時のお話しを紹介させていただきます。

望診法の「望」は「見る」という意味です。
顔や身体など表に現れるさまざまな変化や症状を注意深く見ることで、体の中で何が起こっているかを判断するのが望診法です。
その歴史は古く、中国の数千年という長い歴史の中で確立された、理論と臨床経験に基づく伝統医学の一つです。

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128日はジョンレノンの命日。
彼はマクロビオティックをライフスタイルに取り入れていました。残念でしたね。
太平洋戦争が始まった日でもあります。面白いことに、お釈迦様が悟りを開いたのも128日なんですよ。
禅宗で摂心(せっしん)といって、一定の期間ひたすら座禅をするというのがあって、参加したこともあります。
その頃、私は自分の道というのを探していたんですね。





今、50代、60代で、ひきこもりの人たちがすごく多い。
不登校や、昼夜逆転して苦しんでいる若者もいっぱいいます。
その時に病院に行くと向精神薬というものを処方されるんですけど、あまり効果ないんですよね、実際。劇薬になります。


精神病という病名がついて、精神病院に通う。
精神病院というのは聞こえが悪いので、ストレスクリニックとか、心療内科とか別の名前でやっているところもありますね。
どれも本当の解決というのは見いだせない。


私はですね、ここで何度も言っていますけど、若い頃、砂糖を一カ月に5㎏摂っていました。
つまり、お米の消費量が年間60㎏というのがだいたい一人分と言われていますから、恐ろしいですね。
その時は、本当に昼夜逆転した生活をしていました。


それこそ私が大学に入った頃は、ゲバ棒持ってヘルメット被って、学生運動がすごく盛んでした。
中央大学だったんですが、学校が全然やっていない。
そういうのもあって、インスタント食品中心でコカコーラいっぱい飲んでいたんですよ。
そうすると、小さいやつでも30グラムほど砂糖が入っていますから、あれを2.5リットル飲んでいたんです。
すごい量です。お酒で毎日2.5リットル飲んでいたら大変です。アル中になってしまう。
工学部だったんで、授業料高かったしね。親も大変だったと思います。
学校やってないのに、授業料だけはとるんですね。
仕送りもカットされまして、日雇いのアルバイトをしたりしていました。


だけど、日雇いで朝8時までに来いよと言われても、その時間に起きられないんですよ。
街はたくさんの人が働いている。私は深夜放送を聴いて明け方に寝る。
すると新聞配達とか牛乳配達とか朝から働いている人の音が聞こえてくる。
「だめだな。なんにもしないで自分はなんて出来が悪いんだろう」すごく苦しんでいましたね。



誰かそういう悩みを聴いてくれる人がいれば、すごく気が楽になりますけど、治りはしない。
行ったり来たりしますからね。だからその苦しみというのはすごく分かります。
それで、私が救われたのは夜起きているわけだから、寝ている時間に働けばいいということに気づいて、一番電車に乗って新宿のパン屋の仕事に就きました。
砂糖摂りすぎているから、配達する店をなかなか覚えられなくて間違いが続くんですけど、辞められないわけです。お金がないから。
だから、お金がないのが一番いいですね、引きこもりには。自分で稼がなければ飢えてしまう。



もう一つは、パンを配達していると、東京の夜明けはすごくきれいなんですよ。
オレンジ色になってきて。太陽が上がってくると車をストップして、ずっと見ていましたね。
もう涙が出て止まらない。太陽が昇ってくるのを見ていると。なぜかというと、昇る太陽というのは命なんですよ。
我々生き物は太陽がないと生きていけない。その新しい太陽が上がってくるのをもうずっと見ていましたね。

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※次回に続きます

  • 2020年03月06日 17時39分更新
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