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望診法講座「仕組みが判れば感情はコントロールできる」第2回①

11月10日(日)、山村慎一郎先生の新シリーズ・望診法講座の第2回目が開催されました。
テーマは「喜(興奮)の習慣と身体」。
現代社会では切り離して考えがちな私たちの「喜・怒・哀・楽」という日々の感情の動きも、実は体調の変化と連動しているのです。講座の冒頭、砂糖についてのお話しを紹介させていただきます。

望診法の「望」は「見る」という意味です。顔や身体など表に現れるさまざまな変化や症状を注意深く見ることで、体の中で何が起こっているかを判断するのが望診法です。
その歴史は古く、中国の数千年という長い歴史の中で確立された、理論と臨床経験に基づく伝統医学の一つです。

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?学生時代に一カ月に15㎏の砂糖を摂っていました。コカコーラにすごく貢献しております。
当時、引きこもりですね。砂糖って、緩める働きを持っているので、起き上がれないんです。

たくさん甘いものを食べたりすると、起き上がれないんですね。
それに気がつかなくて、朝っぱらからだるいなぁと思っていたんですけど、実はお砂糖の影響なんですね。

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前の晩から何も口にしていないので、血糖値が下がるわけですよ。
そうすると、朝に甘いものを食べると血糖値が上がりますから、それで動くということになるわけです。
すぐ血糖値を上げる食べ物というとパンですね。パンはお砂糖と思って間違いないです。

同じ糖分でもご飯。
朝から丼飯を食べる必要はないので、ちょこっと、発酵食品の代表である味噌汁と漬物とご飯を食べるのがいいです。

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「時間がないです」という人がいますけど、前の日に用意しておけばいいんですよ。
レジスタントスターチ(※注)というのがありますよね。冷や飯が実はすごくいいんだという。
わざわざ保温する必要はなくて、冷たいまま、あとは温かい味噌汁というふうなものが、体をすごく調和してくれて排便をよくしてくれます。

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「むすび」誌の30年以上前の「コンパ21」の時代、菅原明子さん(保健学博士)が「お砂糖は麻薬です」と書いていました。低血糖症になった人いますか? 

震えるんです。アル中も切れてくると震えてくるんです。止められないんです。

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お砂糖も実は麻薬を止めるときの禁断症状にすごく似ている。
だから私は編み出した方法があるんです。水前寺清子方式。
まずはなりたい自分をイメージしなきゃいけないんですよ。こうなりたい。幸せになりたいなと思っても、漠然としているとどっちに行っていいのかなと確定しませんので、とりあえず何でもいいので目的をはっきりさせる。
そうしたら、水前寺清子が歌っています。
「幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだね」自分からやらなきゃだめですよと言っているんです。幸せがどうぞとはやってこない。

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一日一歩、三日で三歩。三歩進んで二歩下がる(「三百六十五歩のマーチ」)。
二日食べていいんですよ。三日はスイーツをやめましょう。どのスイーツもそうです。
メイプル使おうが米飴使おうが、結局はグリコーゲンになって。その癖を絶つ。
砂糖の手下、子分でなくて、自分が主人公になので、主人公である自分を取り戻すためには、三日休んで二日食べる。慣れてくる。
一カ月過ぎると体がすごく軽くなってきます。二十代、三十代前半であればシミとか消えてくるんです。

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※(注)炭水化物の中には植物繊維と同様の働きをする「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」なるものを含む食材・食品がある。
腸内環境を整えるだけでなく、体重増加を抑えたり、内臓脂肪の増加を抑えたりする効果が期待できるという。
冷やご飯もレジスタントスターチを上手に摂ると言われている。

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※次回に続きます。

  • 2020年01月11日 10時14分更新
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