ブログ「マクロなポケット」Blog

麦麹でつくる手づくり味噌教室を開催しました

年が明けた2015110日、愛媛県で森づくりや自然農に取り組み、正食クッキングスクールネットワーク校、正食愛媛教室を主宰する鶴見恵子先生の味噌作り教室が行われました。   鶴見先生が「むすび」で連載した記事を冊子にした「つるちゃんの千年の森をつくる暮らし」を参加者に配布して、「みんなにつるちゃんと呼ばれています。棚田のてっぺんに住んで、自分ちで食べるお米を有機無農薬で作っています。味噌の手作りの経験は10年くらいで、子どもたちの自然体験教室でも味噌作りをやってきました」と自己紹介されました。   今回の味噌教室は、麦麹を使った麦味噌を作り、約1kgをお持ち帰りしていただき、スペシャルメニューとして、鶴見先生が作って持参されたお味噌で、野菜たっぷりの味噌汁、そして朴葉(ほおば)焼きの味噌を作っていただきました。   お味噌の8つの効用について解説がありました。(「健康食みそ」農文協より) ①味噌は長生きの素、②味噌には驚異的な「生菌効果」がある、③味噌は頭の血のめぐりをよくする、④味噌は胃がんの予防食、⑤味噌は優れた整腸剤、⑥味噌はたばこの害を防ぐ、⑦味噌は日本人の毒消し、⑧味噌汁の医者殺し、と 良いことずくめの素晴らしい日本伝統の発酵食品です。   「毎朝一杯の味噌汁を飲むとして、1年の消費量分かりますか? 正食協会のレシピは6人分で75gでしょ。だから1人が12.5g×365=4.5kg 今日1kgの味噌を作るのはとても簡単だと思う。これを4倍作れば、1年分の味噌ができます。是非おうちで作り続けていただいたらと思います。自分の味噌を作ったら、あまりのおいしさにみんなに配りたくなると思うんです(笑)。配りたくなった次には、一緒に作りたくなるんですよ」 「今、お味噌を作る文化が途絶えているんです。高度成長の時代を経て、買うことに慣れてしまい、お味噌なんか作るのはださいとなってしました。今日習った方法をマスターして、私たちが次の世代に伝えていく責任があると思うんですね」と熱く味噌作りの文化をつなげていくことを熱く語られました。   参加者の声です。 「鶴見先生のお伝えされる姿がとても温かく、家で味噌を作りたい!! という気分にさせてくださいました」   終了後の鶴見先生のコメントです。 「ありがとうございました。楽しそうに作ってくださっていたので、よかったです。これが種まきになって、いろんな所にお味噌作りの輪が広がったらいいなと思います」   「味噌は、つくるものではなく、育てるものです。よく育っているかしら・・・といつも心にかけておくのがよい味噌をつくる秘訣です! (福岡で長く伝統製法でマイヅル味噌の屋号で味噌を作り、販売されていた白水さんの言葉より)    
  • 2015年01月12日 14時10分更新
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