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研修科と研究会の合同講義が開催されました

927日(土)、正食クッキングスクールの指導員、講師、指導員を目指す人たちを対象にした勉強会「合同講義」が開催されました。 「むすび」誌で「21世紀村 目指せ半農コミュニティ」を連載していただいている寺口正人さんが講演デビュー。どっぷりと浸かっていた都会暮らしから福岡県うきは市に移住するまでの考察と田舎暮らし体験を語っていただきました。タイトルは「21世紀~農的暮らしのススメ」。寺口さんは20118月に開催された集中料理教室に15日間通い続け上級コースを修了されています。講演前、会場の聴講者を見て「先生たちがいるじゃないですか!?」と少々あせっておられました(笑)。   休憩をはさんで、「むすび」誌で「虫のいる森~生命を守る経済学研究室から~」を連載していただいている近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科の教授、坂田裕輔先生の講演です。九州の風土にひかれて、2010年に大阪から移住した熊本から来ていただきました。福岡で里山再生や商店街でカフェ作りの企画などもされています。 講演テーマは「不確実な時代を生きるためのものさしを身につける~経済学的な視点の紹介~」。「寺口さんのような実践をされる方々がもっと自由にやれて、その活動が広がるようにサポートするような政策作り、仕組み作りをするのが自分の役割なのかなと思っています」と話されました。   続いて高知から来て頂いた正食クッキングスクール師範講師の西森寿美子先生です。著書に「マクロビオティックと私 私の治病体験あれこれ」(正食出版)があります。 「料理を学んでいる皆さんに役に立つお話は何だろう、考え続けてきました。自分が失敗して痛い目に合って、何度も何度も失敗してそれでもやめないでいったところに何かがある。身に付くんですね。最後は結局、自学自習です。自分の胸の中に実感というものがあるのね。それが頼りです。生身の実感と勝手に呼んでいるんです。その実感にアプローチするお話はどういうことだろう。すごく悩みました。そして、こういうタイトルになりました。『マクロビオティック料理を伝えるとき~私の場合』」   この合同講義の内容は、「むすび」誌12月号で紹介いたします。お楽しみに。
  • 2014年09月30日 16時07分更新
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