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【免疫力UP情報】お口から考える食育⑨

【免疫力UP情報】
過去のむすび誌や正食出版発行書籍から抜粋してご紹介致します。
第26弾は「むすび誌2016年10月号」よりお口から考える食育の記事をご紹介します。(全12回)。
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唇や舌もしっかり使えるように工夫

鼻呼吸は風邪やインフル予防
 口がポカンと開いている子どもが多い、という話がありましたが、口呼吸はなぜいけないのでしょうか。
 最初に鼻呼吸の利点です。
 岡崎さんは、「私たちがふつうに鼻で呼吸してるのは、天然のマスクだと考えたらいい」と話します。
 鼻の中には毛細血管がたくさんあり、たとえ零下二〇度の中にいても、鼻から吸った冷たい空気は、毛細血管によって体温近くまで温められて、肺に届きます。
 また、鼻の中の線毛細胞は、空気中のチリやホコリを体外に出す役割があります。
 唾液は一日に一〜一・五リットル分泌されますが、鼻の中からも約一リットルの水分が分泌されています。肺は乾燥に弱いからです。
 湿度の高い鼻の中をとおして呼吸すると、インフルエンザの予防にもなります。乾燥した冬に猛威を振るうインフルエンザウイルスは、湿気に弱いからです。
 このように、鼻呼吸では、インフルエンザや風邪の予防だけでも大きな効果があります。ということは、口呼吸の子はインフルエンザや風邪にかかりやすいといえます。
 それなのに口呼吸をする子どもが増えています。どうしてでしょうか。

口呼吸の子はクチャクチャ食べ
 岡崎さんによると、口が開く理由は三つあります。
 
 ①下あご(舌)が重力に負ける
 ②耳鼻科領域の問題(アデノイド=咽頭扁桃肥大症やアレルギーなど)
 ③口腔機能の問題
 
 最後の③がおもに岡崎さんが注目しているところで、口の機能の発達の問題です。
 口呼吸はいけないといっても、赤ちゃんはみな唇をしっかり閉じることはできません。それが、「唾液をごっくんする、食べものをごっくんするというように、ごっくんが上手になってきたら横長になってきます」と岡崎さん。
 ところが、閉じる力が弱い赤ちゃん特有の山型の上唇がそのまま残ったり、タラコのように厚ぼったい唇になっている子は、口呼吸をしている場合が多いのです。
 口が開いた状態で、外気にさらされた歯肉が肥厚し、口呼吸性歯肉炎になっていることもあります。
 講演では、口呼吸をしている五歳の子がバナナを食べる様子を撮影したビデオが映されました。
 口を開けているので、口の中のバナナが見えます。クチャクチャと音を立てて食べているかと思えば、瞬間的に口を閉じてごっくんします。そしてまたクチャクチャ食べ。

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岡崎好秀(おかざき・よしひで)
1952年大阪生まれ。愛知学院大学歯学部卒。大阪大学歯学部小児歯科学科を経て、84年より岡山学院大学部・歯学部附属病院小児歯科講師を務める。2013年に岡山大学を早期退職し、国立モンゴル医科大学歯学部客員教授ん就任。専門は、小児歯科、障害児歯科、健康教育。著書に「カミカミ健康学 ひとくち30回で107さい」(少年写真新聞社)「カムカム大百科 歯科医から見た食育ワンダーランド」(東山書房)など
  • 2022年09月22日 12時00分更新
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