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【免疫力UP情報】カミカミおもしろ健口学①

【免疫力UP情報】
昨今、世間を騒がす新型コロナウイルス。
こちらのコーナーではコロナに負けない身体づくりのための情報を、
過去のむすび誌や正食出版発行書籍から抜粋してご紹介致します。
第20弾は「むすび誌2017年4月号」特集「医と食 健康フォーラム」より岡崎好秀氏の講演をご紹介します。(全6回)。
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こころに貯金をして帰す
 子どもを相手にする小児歯科医にとって、苦手なものが三つあるそうです。一つは、どこから手をつけていいかわからないほどのひどい虫歯。次に、あとからあとからあふれてくるだ液。そして、思い切り泣かれること。
 ベテラン小児歯科医の岡崎氏によると、子どもが泣く理由を見分けるのも大切なことです。痛くて泣いているのか、それとも怖いからか。中には甘えて泣いている子どももいます。そんな子どもの気持ちを読み取りつつ、歯科医は対応していきます。
 診療のときにあるていど泣かれるのは仕方ないとしても、診療後も泣いたままだと、次に来たときはもっと泣くそうです。するともうその子は、悪い印象のある歯医者には行きたがらなくなって、いつの間にか来なくなります。どんな歯になってしまうのか、心配です。
 そんな心配な状況にしてしまうことを「こころに借金をして帰す」と表現した岡崎氏が目ざすのは、「借金」ではなく「こころに貯金をして帰す」こと。診療が終わったあとには笑顔で帰したい、ということです。
 こころに貯金をしてもらって帰った子どもは、虫歯を治したあとも定期的に歯医者に通い続け、永久歯が生えてからもきれいな歯のままでいられる確率がぐんと高まります。
 「私もみなさんのこころに貯金ができる話ができればいいと思っています」と前置きして、岡崎氏の講演が和やかに始まりました。

モンゴルの遊牧民は一物全体食
 モンゴルを定期的に訪れること二五年。すっかりモンゴル通となった岡崎氏によると、「遊牧生活の主食は肉」です。野菜は食べないといい、「野菜は動物が食べるものだ」という感覚のようです。肉の中でも、よく食べられるのはヒツジの肉です。
 といっても、夏は「白い食べもの」と呼ばれるチーズなどの乳製品が中心です。肉は「赤い食べもの」で、夏の間に太らせたヒツジを寒くなる前に殺して、肉だけでなく、内臓や血液も余さず使い切ります。
 冬は氷点下四〇度になることもあるモンゴルは、野菜づくりには向いていません。極寒の地では、やはり動物食が中心になりますが、「栄養学的にはそれで充足されています」と岡崎氏。
 「日本人は、牛肉といっても、ある部分の肉しか食べません。モンゴル人は頭の先から尻尾の先まですべて食べます。必要なビタミンやミネラルは血液の中に入っています。まさに一物全体食です」
 その土地で得られるものを食すという身土不二と一物全体という食べものの原則は、モンゴルでも生きています。

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岡崎好秀(おかざき・よしひで)
1952年大阪府生まれ。専門は小児歯科・障がい児歯科・健康教育。
動物の歯にも造詣が深く、動物園への往診も行う。現在はモンゴル健康科学大学 歯学部 客員教授。
  • 2021年06月24日 16時05分更新
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