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【免疫力UP情報】マクロビオティックのエビデンス①

【免疫力UP情報】
昨今、世間を騒がす新型コロナウイルス。
こちらのコーナーではコロナに負けない身体づくりのための情報を、
過去のむすび誌や正食出版発行書籍から抜粋してご紹介致します。
第10弾は「むすび誌2018年6月号」よりマクロビオティックのエビデンスの記事です(全3回)。
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「健康にいい」とは「老化を遅くする」

健康長寿の実現に向けて

私たちは日常的に「健康にいい」「悪い」と口にしますが、「健康にいい」とはどういうことなのでしょうか。作田さんはそれを「老化を抑える」か「促進する」かで判断します。
 アンチエイジングという言葉がありますが、時計の針を逆に戻すことはできません。しかし、忍び寄る老いのスピードをいくらか緩めることはできます。
 つまり「健康的に老いる(ヘルシー・エイジング)」にはどうすればよいのかが問題であり、著書にあるとおりいかに「老い」を遅らせるかが、昨今話題の健康長寿の実現にもつながるのです。
 その「老い」の指標となるのが、炎症です。

炎症が老化を早め病気に

 
炎症は、外傷による急性炎症のほか、肥満や大気汚染などが原因でも慢性炎症が生じます。加齢とともにかかりやすい心血管疾患や脳卒中、認知症、2型糖尿病、がんなどの老化関連疾患も、実は慢性炎症が発病を促していると考えられます。
 「炎症が老化を早め、老化関連疾患のリスクを高める」(『「老い」を遅らせる食べ方』)といい、これを「炎症老化」といいます。例えば、「糖尿病は老化病の一つ」と作田さんは話します。
 ということは、いかに「炎症を抑えるか」が「健康にいい」食べものの基準となります。
 実際、アメリカで行われた研究で、炎症のマーカー(白血球数やCRPなど)と血糖のマーカー(HbA1c)、肥満(BMIなど)といった指標を使い、実年齢と生物学的な年齢を比べたところ、老けやすい人は1年で1.2歳ほど年をとっていました。反対に老けにくい人は、1年で0.8歳しか年をとっていませんでした。

 食事によって老化に差

 
「どうも生物学的年齢は、実際の年齢に比べると、プラスマイナス2割ぐらいの幅があるらしい。同じ40歳でも、生物学的には48歳の人もいれば32歳の人もいる。それでは、40歳で32歳の生物学的年齢を保てるにはどうしたらいいか。ひと言でいうと炎症を抑えることが老化を遅らせることになるので、そうなるような生活をすべきでしょうということです」と作田さん。
 「老化の早さには個人差があり、それには食事が関わっています」(同書より)
 それでは、炎症を抑えて老化を遅くする食事とはどんなものなのでしょうか。マクロビオティックと照合しながらみていきたいと思います。



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作田英成(さくた・ひでなり)
1957年東京生まれ。医学博士。82年に防衛医科大学卒業後、自衛隊中央病院、自衛隊熊本病院などで勤務。97〜99年皇太后侍医(宮内庁出向)。
2007年自衛隊仙台病院副院長、13年自衛隊中央病院診療技術部長、15年同病院総合診療科部長を経て、17年8月に蒲田リハビリテーション病院副院長に就任。
日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本内分泌学会評議員・内分泌代謝科専門医、日本医師会産業医。専門は内分泌代謝。