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【免疫力UP情報】なぜ「有機」なのか、何が「安全」なのか理解し自覚した上で答えられるために 上①

【免疫力UP情報】
昨今、世間を騒がす新型コロナウイルス。
こちらのコーナーではコロナに負けない身体づくりのための情報を、
過去のむすび誌や正食出版発行書籍から抜粋してご紹介致します。
第6弾は「むすび誌2016年6月号」~「むすび誌2016年7月号」までの連載より藤井淳生・安心農業株式会社社長の合同講義録(上・下)の記事です(全4回)。
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魅力的な「有機」「無農薬」表示中には「行きすぎ」のものも

 講義のテーマはずばり、「有機」とは何か、「安全」とは何か。
 とくにマクロビオティックや自然食に関心のある人たちにとっては、食べものを選ぶとき、「有機」であるか、あるいは「安全」であるかは、一つの大きな物差しです。そのための手がかりとなるのが、藤井さんが最初に取り上げた「表示」です。
 自然食品店などに行くと、「有機」「無農薬」「無添加」「手作り」といった魅力的なキャッチコピーやポップが目につきます。
 こだわりの商品が多いので、売る側はいろんなアピールしたいことを消費者側に伝えようと熱心なことは理解できるのですが、熱心さのあまり、中には「行きすぎでは」と感じられるものも。
 一例として藤井さんは、ある和菓子の表示で、原材料名の中に「小豆あん(有機栽培)」とあるのを示しました。
 「小豆は有機栽培かもしれないけれど、(小豆の加工品としての)あんこは有機栽培ではありません」
 ほかの原材料にも、「有機」や「国産」の表示がてんこ盛りです。「書きたいことがいっぱいあるという、その気持ちはわかる。だけれども、やはりきちんと消費者に正確な情報を伝えていくことが、メーカーの責任でしょう」と藤井さん。

文字に書いてあるもの以外口頭による説明も立派な表示

 表示というと、商品の包装に直接、印刷・シール貼りしてある原材料の表示のほか、店頭の商品棚に掲げられたポップなども該当しますが、意外な「表示」もあります。
藤井さんによると、「表示」とは「情報を伝達することができる手段のこと」を指します。ということは、文字に書いてあるものだけでなく、口頭での説明も立派な「表示」にあたります。
 「みなさんにご注意いただきたいのが、料理教室の先生と呼ばれる方々は、まさに表示の責任者です。みなさんの口から出ることが、そのまんま『表示』に該当しますので、そういったことをぜひ心がけていただければと思います。口は災いの元と言いますが、おしゃべりが表示違反ということになりかねません」

昨年施行された食品表示法偽装問題相次ぎ「安全」に力点

 私たちが食品を選ぶときに頼りにする食品表示ですが、原則としてすべての食品に表示が義務づけられるまでには、さまざまな経緯がありました。
 藤井さんは、そうした経緯にふれつつ、昨年4月から施行された食品表示法について解説しました。
 食品表示法のもとになったのは、JAS法と食品衛生法、健康増進法という三つの法律です。それぞれの法律の食品にかかわる部分だけを集めて、食品表示法がつくられました。
 さらに、食品表示法に基づいた「食品表示基準」が定められ、具体的な表示のルールが決められました。
 食品表示法が公布されたのは2013年6月。施行は、公布から二年近くたった昨年4月です。藤井さんによると、もう少し早く施行される予定だったのですが、ある食品問題がにわかにクローズアップされて、施行がずれ込みました。
 2013年10月から、有名ホテルやレストランなどで相次いだ、いわゆる一連の食品の偽装問題の影響です。
 そのため、食品表示では「安全」が重視されるようになりました。



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藤井淳生(ふじい・あつお)
安心農業株式会社代表取締役社長。1967年広島県生まれ。1995 年 NPO 法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会勤務。 2003 年 (株)農水産ID設立。 2014 年 安心農業(株)設立。・専門分野、支援実績、プロフィール等/GAP(農業生産工程管理手法)の導入支援 ・JGAP上級審査員 ・日本生協連GAP講師 ・農林水産省GAP講師 ・農場管理、開発支援 ・直売所店舗管理支援 ・野菜ソムリエ講師 他