ブログ「マクロなポケット」Blog

吉田俊道さん講演 続きその1

吉田俊道さんは冒頭、このようにおっしゃいました。

「虫食いがある野菜は安全で健康によい」、「きれいな野菜は農薬を使っているから危険」。
私たちがよく耳にしてきた有機野菜の常識だと思っていたことは、「どちらも思い込み」だと吉田さんは話されました。


 講演の続きです。

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私がこれまでやってきた農業の現場の話をします。
料理を指導されている皆さんは、いろんなところで生徒さんに伝える機会があるので、料理の材料がどんなふうに作られるのか、参考になればと思っています。

 

農薬を使わずに野菜ができるようになりまして、それを学校の生徒たちに食べてもらっていたら、どんどん健康になっていったので、びっくりしました。
低かった体温が上がるし、欠席日数が減るし。なんだ、こんなに簡単に健康になるんだ、もう正食協会はいらないのでは(笑)、、、とは私は言いません。

 

食の話は深いです。深いけれど、今の一般の人たちは深いところまで理解しようとしません。浅すぎるんですよ。
もうちょっとレベルを上げて考えてもらうと、食のことに興味が出てくる。そして、ますます深い勉強ができればいいと思います。
意外と一番簡単なところで、子どもたちが健康になるということも分かりましたので、その辺もお伝えできればと思っています。


 

公務員(農業改良普及員)を10年で辞めて、無農薬の野菜作りを始めました。
キャベツを作っていると青虫が、取っても取ってもやってくる。後悔しました。

アスパラガスは2年かかって、収穫できるんです。いよいよ収穫する時になったらモグラにやられました。そしてモグラ退治の専門家になりました(笑)。

 

暑い日本では有機農業は無理。ヨーロッパは涼しい。ヨーロッパの人が日本に来たら有機農業あきらめますよ。これは有機農業を始めた頃の昔の私の話です。

虫は殺したくない。農薬は使いたくない。それでも虫は発生する。しばらくして、虫は食べる野菜を選んでいるということが見えてきたんですよ。

 
次回に続きます。
※合同講義の内容は、「むすび」11月号に特集記事として掲載されます。

  • 2019年10月15日 09時47分更新
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