ブログ「マクロなポケット」Blog

「操体法で身体の痛みをとる講座」開催

 

7月3日、鍼灸師で鈴木総合治療院院長、真・食養会講師の鈴木敏文先生の操体法の講座第1回「自分で身体のひずみを消す方法」が開催されました。マクロビオティックは宇宙の秩序を展開した食事法ですが、宇宙の秩序を動きに応用したのが操体といえます。動きの原理を使って、自分自身で体の歪みを正し、痛みを自分で消すための実技を身につけていただく講座です。

 

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食養や操体の道に入ったきっかけは、小さい頃とても身体が弱かったんです。薬もカプセル、錠剤、粉薬なんでも水なしで上手に飲めました。(笑)

具体的につらかった症状は、鼻炎、蓄膿症です。膿んでいたので透明な鼻水を見たことがなかったです。5分おきに洟をかんでいました。病院で手術するかどうかというところでした。今と違って当時の手術はかなりおおがかりでした。体温は低くて35.5℃くらい。夏でも手足が冷たかった。血圧も70mmHg/30mmHgくらいでした。健診の時に看護婦さんが測ったあと「ん?」と首を傾げてもう一回測りなおしていました。いつも体がだるくてずっと頭痛がありました。

 

子どもの頃から好き嫌いが激しくお肉が苦手でした。親は食べさそうとしてカレーにミンチにした肉を入れたりしましたが、そのミンチを残していた。今でも焼きめしにハムとか入っていたら、お米は一粒も残さずにハムを口に入れずに食べることができます。しかも箸でなくスプーンで(笑)。今でもそのくらい肉は嫌いです。

 

5~6歳まで育った家の庭にイチジクと柿の木があったんですよ。昔の言い伝えに(健康のためには)「生りものの木を庭に植えるな」というのがありました。

肉とか動物性のものを食べないので、親が栄養を摂らそうとして庭のイチジクと柿のほとんどがぼくの口に入っていたんですね。すると、さっきお話しした症状が食養の理論通りとなります。のちに果物を控えたらみるみるよくなりました。

 

玄米に最初興味を持ったのが、小学5年の時に学校の先生が「玄米のほうが白米よりも栄養がある」という話をしていたんです。その時、なんで栄養あるのに玄米食べないのか聞くと、「栄養はあるけど消化が悪いから一般的には白米なんや」という話でした。それから親に玄米炊いてくれと頼んで、5年言い続けて中2の時にやっと炊いてもらったんですね。

 

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そんな子ども時代から体や健康には人一倍興味を持っていて、その後、いろんな治療法とか健康法を調べまわって、桜沢如一先生の食養や橋本敬三先生の操体と出会いました。そして、世界中にあるほとんどの健康法とか治療法は使いこなせるまでは勉強できていないけれど、だいたいこのような考えでこういうことをやるということがわかるぐらいには触れていたと思います。

 

 

〈参加者の感想です〉

・異常を探し求める現代医学と健康を求める正食と操体の切り口が分かりやすかったです。

・実技は、痛みに関してぼんやりした感覚での比較しかできなかったので、家で繰り返しやってみて、クリアに判断できるようになりたいと思います。

・操体法の根底には、正食の考えがあり、それがつながっていることもよく分かりました。

 

  • 2016年07月11日 10時00分更新
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