ブログ「マクロなポケット」Blog

操体法で身体の痛みをとる講座開催

4月9日、鍼灸師で鈴木総合治療院院長、真・食養会講師の鈴木敏文先生の操体法の講座第2回「自分で身体の痛みを消す方法」が開催されました。マクロビオティックは宇宙の秩序を展開した食事法ですが、宇宙の秩序を動きに応用したのが操体といえます。動きの原理を使って、自分自身で体の歪みを正し、痛みを自分で消すための実技を身につけていただく講座です。   前回の内容が一番重要なところなので土台になって積み重なっていきますから 復習します。うわべのテクニックだけになってもあまり意味がありませんので、三回連続受講とさせていただいています。   動きを中心にお話させていただいていますけど、生きることとは、呼吸すること、食事をすること、動くこと、精神活動。この「息食動想」が操体の根本になります。操体の創始者、橋本敬三先生は、当時、この「息食動想」の中で、動きだけ納得できるものがなかったので、動きを中心に掘り下げましたが、哲学的には全体なんです。治療法ではないです。それは食養も一緒ですけど、生き方です。   症状というものは、段階的に進んでいきます。お医者さんに行くときとか、玄米食をきちっとしようと思う時などは、我慢できないようなものが出てきてからが多いと思います。   我慢はできるけれど苦痛にはなっています。何か引っかかるなとか、重いなとか気になっている。もう少し軽いと気にならない程度に何か出てきています。瞬きの多い人、少ない人がいます。瞬きが多いというのはちょっと健康状態が崩れている、自律神経が乱れています。本人はあまり気にしていない。   瞬きの回数で健康状態を診るというのは東洋医学の本にも書いてないです。これは桜沢如一先生が見つけたんです。本人があまり気にならない段階からそういうような症状が出てきます。   悪くなる時は、違和感とかの感覚異常から始まります。おかしいなという感覚を放っておくと働きが乱れてきます。機能障害です。働きが乱れてくるのを放っておくと形が壊れます。器質疾患ですね。病気になったからつらく感じているわけじゃなくて、おかしい感覚が先にあって、放っておいたからだんだん進んできて壊れる。病気が先じゃなくて、症状というか感覚異常が先なんです。   参加者の感想です。
  • 連動で痛みが消えるというのが面白いし不思議です。ふくらはぎの筋肉痛が、あんなに簡単にとれるなら、毎週の山登りに生かせます。
  • よく使う関節の動きはだいたいパッと分かるが、複雑なものは教えていただいて「ナルホド」。つい経絡や筋肉痛などの局所を触りたくなるが「動きを考える」という方法は慣れるまで時間はかかるが、面白いので是非自分のものにしたい!
  • 日頃自分では感じていない所にも疼痛はあり、それが全身の不快につながっているのがわかりました。
  • 2016年04月23日 17時48分更新
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