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西下圭一先生のセミナー「冷えと病を遠ざける、姿勢のつくりかた」開催されました

  4月3日、日曜日。鍼灸院の院長で、統合医療専門クリニックで鍼灸治療と食養相談を担当する西下圭一先生のセミナー「冷えと病を遠ざける、姿勢のつくりかた〈アレルギー編〉」の第2回「咳・喘息」が開催されました。 西下先生は、元気な人がさらに元気になる方法や、病気の人は0歳児から90代までの方たちを診療されています。本質的にやっていることが一緒だから対象の範囲が広いと言われます。   参加者に「健康とはなんだろう」と問いかけて、配布した資料に載せた桜沢如一氏の「健康の七大条件」の解説をした上で「自分の直感で○×をつけてみてください。○がどれだけつくかが自分の健康の指標になります」と西下先生。 今回のテーマは、咳と喘息。よい姿勢の作り方から話が始まりました。   喘息をもっているほとんどの人が「私の姿勢が悪いでしょ」「猫背でしょ」と言われるんです。そもそもなぜ猫背になるのでしょう。背中が丸くなっているということは、肩胛骨の肩が前になってきている。呼吸器が弱いから背中が丸くなるのか、背中が丸くなるから呼吸器が弱くなるのか。呼吸器が弱いからそれを守ろうとして大胸筋という筋肉がどうしても縮こまるんです。(自分でほぐす方法を教えてもらいました)   姿勢の姿という字は、見た目です。格好や身なりがどうか外見。勢は勢いという字を書きますから動きがあります。動いている様も含めての姿勢なので、じっとしている様だけで姿勢ではないんです。 無理して力が入っているようだと、咄嗟に何かあった時に動けないんです。そうすると見た目美しく見えるかもしれませんけれど、本質的に姿勢という意味では良いとは言えない。また、姿勢の中には、気持ちの姿勢、心構えとしての姿勢という意味もあります。   〈西下先生の感想です〉 今日はアレルギー編、咳・喘息について、姿勢のととのえ方、心の持ち方、食、呼吸と、さまざまな角度からお話しさせてもらいました。のどに症状が現れることの「なぜ?」を掘り下げていきましたので、理解できやすかったのではと思います。 僕の臨床上で出会う特殊な咳についても交え、医者でも見落としがちなケースや、注意の必要な場合など、たかが咳・されど咳ということで理解してもらえたのではないでしょうか。   〈参加者の感想です〉
  • 心と体は関係あると知っていたけれど、喘息は体質によるものと思っていたのに、心のあり方がこんなに影響すると聞いて驚きでした。一つ一つが、とても腑に落ちて納得しました。 
  • 気圧と体調の関連性について、今日の話はとてもわかりやすくて、私にも理解できました。あとは、咳が出たときの対処法について、もう少し聞いてみたかったです。
  • 陰陽の話は料理教室やいろんな先生方から聞いてきましたが、今日の話でようやく理解できた気がします。何ごとも陰陽で説明できちゃうのがすごいと思いました。
  〈次回に向けて西下先生のコメントです〉 次回の6月は、アレルギー編の最後として痒み・湿疹についての話です。汗をかく季節に入ってきますので、汗をかくことで引く湿疹、悪化する湿疹、汗とのつきあい方など具体例も交えながら進めていく予定です。 *次回は、6月5日(日)。シリーズ最終回のテーマは「アトピー性皮膚炎・湿疹・蕁麻疹」です。単発受講できますので、是非ご参加ください。    
  • 2016年04月11日 09時46分更新
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