ブログ「マクロなポケット」Blog

野口清美先生と晴美台幼稚園に行ってきました

正食クッキングスクールの講師、野口清美先生と一緒に、堺市にある晴美台幼稚園に行ってきました。園児の親御さんたちを対象に「食の大切さ」をお伝えする勉強会です。この幼稚園では、来年から玄米ごはんの給食がスタートします。運動場では運動会の練習で園児たちが元気に走りまわっていました。   最初に園長の松井直輝先生が「皆さんの最大の仕事を子どもたちに食事を作ってあげることです。これが一番の愛情なんです。食事をしっかり作ってあげたら、愛されているという実感を子どもたちがもつことができます」と、料理することの大切さを強く訴えられました。   松井先生に紹介をされて登壇した野口先生は、「ゆるりゆるりと楽しみながら子育てしてきました。毎日食事やお弁当を作ったりするのはつらい時もあるけれど、一生で考えたらほんの何年かのことだなと考えて、がんばって作り続けました。そのおかげで、三人とも元気に育って成人になるまで保険証を使わなかったんです」   「動物は調子を崩すと、ごはんをたべないでじっとして体を治すんですよ。 私たち人間も本来動物だから、調子が悪くなったらすぐにお医者さんや薬に頼るのではなく、自分の体の声を聴いてどうしたらいいのかを考えてみましょう。食べ過ぎが原因だとしたら、少食にしたり一食抜いてみるとか、冷えているなら体の温まるものを食べるとか」。子どもが熱を出した時の対処法なども、すぐに熱を下げる薬を使うのでなく、自然療法や自然治癒力の生かし方を話されました。   「食の積み重ねによって、大きく人生運命が変わります。子どもが元気で一生懸命やっている姿はかけがえのないものです。幸せへの一番の近道は健康しかないんです。いただいた人生を全うするにはまず健康でないといけないんです。 本当はお腹の中にいる時から気をつけていただきたかった。でも過去のことを振り返ってもしようがない。人生は今です。今、知った時からがスタートです」 「松井先生も、玄米和食の給食を出している幼稚園を視察されてすぐに行動されました。正食協会に学びに来られて、師範科まで学ばれ、給食室を作って、これから玄米の給食を始めようとされています。ものすごいエネルギーがいったと思うんです。こうやって、世の中を変えていく力を持った人が近くにおられて、その園に通えるいうご縁も素晴らしいものだと思います」と語り、本題の食の大切さのお話に入っていかれました。                                                       山口 徹平      
  • 2015年10月13日 18時05分更新
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