ブログ「マクロなポケット」Blog

7/1研修科&特別講義

  昨日、7月7日は七夕でしたね。 皆さんは笹の葉に願い事を書いた短冊を吊るしたり、 七夕の行事を楽しまれましたでしょうか? とにかく夜まで暑かった印象が強かったのですが、 そういったときには、「むすび」の表紙にも登場した冬瓜や 胡瓜といったウリ系などの夏野菜で体内から調子を 整えたいですね。 さて、今回は先週1日におこなわれた研修科の模様を お伝えいたします。 この回の研修科は少し変則的になっており、 午前中は毎月と同じく、研修生によるデモ実習と 担当講師による模範デモがおこなわれました。 701研修今村.JPG ↑小豆昆布のデモをおこなう、今村圭子先生。 コーフの作り方や海苔巻きも、デモにチャレンジしてもらった後、 実際に蒸しあげて完成させていきます。 そして午後からは、特別講師にによる講義が おこなわれました。 マクロビオティック歴40年、半断食セミナーなどで知られる 橋本宙八先生です。 普段の回では研修生のみを対象とした講義や研究発表の 時間ですが、この日は、上級コース・師範科コースで 学ばれている方、現役講師・指導員も聴講しました。 701研修橋本2.JPG 橋本先生は26歳のときにマクロビオティックと出会い、 人生ががらりと変わったそうです。 そのひとつは、「健康で幸福で自由な人生を送るには、 いのちの元である食の秘密を知り、その知恵を身につけ なければならない」ということと、 「世界に起こるさまざまな現象を解明し、自然や宇宙の 仕組みを知るには、東洋哲学の根幹である陰陽論を 知ることである!」ということでした。 701研修橋本1.JPG テーマは、ずばり「無双原理」。 誰にでも実践可能で実用的な「人生の生き方術」であるマクロビオティックを どう学び、身につけ、深めていけばよいのか? 老子や、旧約聖書の天地創造のくだりを引用して「陰陽」について 語られ、古代の人たちは彼等なりに「宇宙とはどういったものか?」 ということを知っていたこと、それが例えば曼荼羅のような図として 表現されている、といった壮大なお話から、 「正食を知っている人は、毒も何も使わなくても完全犯罪ができる(笑)」 (←正食と真逆の食生活を家族に勧めれば・・・、 また、味付けの塩梅ひとつで・・・) といったブラックユーモアに飛んだお話まで展開しながら、 原理を理解して料理することの大切さを講義されました。 「正食は、素材とシンプルな調味料だけで勝負します。 作り手の体調や心持ちひとつで、味が大きく左右される ところが難しいんです」 という言葉には、実践されてきた実感が込められていました。 701研修科橋本3.JPG 質疑応答にも丁寧にお応えいただきました。 「こんな話が聞きたかった!」という方、 「奥が深い! 難しい~。でも勉強になりました」という方、 さまざまな感想を抱かれたようですが、 実践的な課題を考える、ひとつの機会になったようです。 橋本宙八先生、ご聴講いただいた皆様、 どうも有難うございました。 次回の研修科も、来月1日。 皆様のご参加、お待ちしております!

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Macropocket(正食協会事務局)

JAPAN MACROBIOTIC ASSOCIATION

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  • 2013年07月08日 13時08分更新
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