ブログ「マクロなポケット」Blog

5/12セミナー「意志を強くするヒケツ」第2回

 

朝からからりと晴れた青空が広がり、 5月らしい天候で、本当に気持ちがいいです。 そんな日曜日、山村慎一郎先生の講座、 「意志を強くするヒケツ・・・ 崩れやすい自分を立て直す四つの方法」の第2回、 「脳がつく嘘を見破る」が開催されました。

 

脳に対してやる気を出すように指示する物質ドーパミン。 これが増えると幸せになる、または幸せになるとドーパミンが増える とも言われますが、単に幸せにしてくれる物質というわけでなく、 脳の中の報酬系を刺激して脳を活性化していくものなのです。

 

子供の頃から甘いものを食べて育ってきた山村先生は、 甘いものが大好きで、「止めるのが本当につらかった」と言われます。 桜沢如一先生を知り、67年完全に止めた時期がありましたが、 その後、誘惑に負け、食べる度に罪悪感にさいなまれ、 悩んだ末、止めることを止めて、“どのくらい食べるか”を考えるように したら楽になったそうです。

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脳の報酬系は、脳の最も原始的なモチベーション (動機、情動)のシステムで、行動と消費を促進するために 発達したものです。 脳は望んでいるものが手に入りそうになるとドーパミンを出します。 欲しいものをなんとか手に入れようと興奮させるのです。

 

このドーパミンは、スイーツやお肉など脂肪や糖分が高い食べ物にとどまらず、 パチンコや競馬などのギャンブルや宝くじ、 ひいてはパソコンゲームや携帯などにも出てくるものなのでやっかいです。 幸福感ではなく、報酬の予感、期待、ドキドキ感に興奮するのです。

 ドーパミンが大量に放出されると、欲しくなったものを何が何でも 手に入れなければ気がすまなくなります。 自己コントロールがはずれ、抑制がきかなくなり、 いわゆるハマった状態になって、どんどん突き進んでいくと、 ちょっと危ない世界へ入り込むことになります。 お酒で人生を棒に振ってしまったり、ギャンブルで一家離散など、 よく聞く話だと思います。

 

では、どうしたら自己コントロールができるようになれるでしょうか・・・ と、本日の本題へと入っていきました。

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講座の中で先生は「こんな話ご存知ですか?  最近の20代の血糖値は50代、 骨密度は60代、血管年齢は70代らしいです。 ですから女性は若い衣を着た○○です(笑)」と言った後、 受講生に若い女性がおられたので、「失礼しました」と謝っておられました。

 

次回は69日、第3回「意志力を強くするコツは、失敗を許す」

です。1回のみの参加も可能ですので、是非ご参加ください。 お待ちしています。

 

ちなみに、「むすび」誌6月号特集「砂糖はマイルドドラッグ」で、 順天堂大学の白澤卓二教授が砂糖による依存症ついて、 詳しく解説されています。是非お読みください。 (Terry)

 

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Macropocket(正食協会事務局)

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https://www.macrobiotic.gr.jp/

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  • 2013年05月14日 13時11分更新
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