ブログ「マクロなポケット」Blog

11/14研究会☆

? 昨日はまた寒かったですね~ なんでも、12月中旬の気温だったとか! 今日は11月に戻ってくれたようで、 ちょっとほっとしています さて、本日は水曜日におこなわれた講師・指導員の先生方の 研究会の模様をお伝えします。 先月の研究会はタイ出張でお留守だった校長先生。 改めて、先生方にタイの教室で気づかれたことなどを お話しされました。 1114校長先生.JPG 大阪本校だけでなく、各地のネットワーク教室で 活動していらっしゃる先生方も参加される研究会。 内容は盛り沢山です! 1114教室内.JPG まず、“正食の伝統料理”。 先生方の大先輩たちが作られていたお料理を、校長先生が 紹介されます。 1114そば米サラダ.JPG 今回は、「そば米サラダ」と、「ひじきごぼう」でした。 1114ひじきごぼう.JPG そして、雑誌「むすび」にもレシピを紹介させていただいている、 “郷土料理”。 山口県の成田先生と、広島県の藤原先生が担当されました。 山口と広島は隣り合っているせいか、似たようなお料理が あったりするとのこと。 まず、宇部でネットワーク教室をされている成田はるみ先生が、 山口県の郷土料理を紹介します。 1114成田先生.JPG ひとつは、「いとこ煮」。 山口県では、冠婚葬祭に欠かせない料理だそうです。 「いとこ」とは、「従兄弟」。山口の場合は、 いろいろな材料を「追々に」(=おいおい→甥甥)入れていくことからその名が ついたとも、長州藩主毛利公の遺徳をしのんでつけられてという説も あるそうです。 白玉団子、しいたけ(出汁をとったあとの干し椎茸)、かまぼこが 小豆といっしょに入ります。 1114いとこ煮鍋.JPG かまぼこはおめでたいときには、うす桃の色がついたものを使います。 白玉は、紅白。今回は人参の絞り汁で色をつけています。 県内でも、日本海側ではおつゆが残るように、瀬戸内海側では、 おつゆを残さず仕上げるのだそうです。 もうひとつは、「けんちょう」。 「建長寺」の「けんちょう」が由来だと言われており、 大根や人参と、お豆腐を炊いた煮物です。 1114けんちょう鍋.JPG 各家庭に伝えられるレシピがあるそうなのですが、 共通するのは、大鍋で大量に炊いて、何日かかけていただくということ。 盛りつけは、おめでたいご馳走風にしていただきました。 1114いとこけんちょう.JPG 右のお雛様は、「大内人形」。こちらも山口ならではのものです。 (毛利氏の前は大内氏の所領でした) 続いて、尾道でネットワーク教室をされている藤原祐子先生が、 お隣福山市の郷土料理「うずみご飯」を紹介されました。 1114藤原先生.JPG 昔から海の幸・山の幸に恵まれていた福山ですが、 初代藩主の水野勝成が倹約令を敷いたため、 ぜいたく品とされた鶏肉や海老などのおかずを、 ご飯で隠したのが始まりとされているそうです。 今では、B級グルメやご当地グルメブームに乗って 福山市内のお店で何件も食べられるところがあり、その地図も 作成されているとのこと。 しかも、お店では隠すと地味になってしまうので、 おかずが上に出ているそうです…。 そして、島根県津和野のほうにも、「うずめめし」というものがあるそうです。 どうやら、各地で「倹約」対策があったのでしょうか?? 今回は、冬の里の幸、根菜類などを炊いて、海老とぎんなんを あわせています。 1114うずめ鍋.JPG おかずとおつゆの上に、ごはんをかぶせます。 1114うずめ盛り付け.JPG こちらが、完成! 1114うずめ外.JPG ↓中の具材は、こんな感じです。 1114うずめ中身.JPG お店の「うずみごはん」は、鯛が入ったりと、かなり豪華になっているそうです。 紹介されている冊子には、スイーツバージョンもありました さてさて。さまざまなお料理ということで、 島田先生が紹介されたのは、“打ち豆”を使った料理。 1114島田先生.JPG こちらが打ち豆。左が青大豆、右が黄大豆です。 豆を蒸して少し乾燥させた後、木槌で潰してつくるそうです。 大阪周辺では全然見かけないのですが、福井県のほうでは 普通にスーパーに置かれているそうです! 1114打ち豆.JPG テキストのレシピ確認を担当されたのは、野口先生。 新メニューの玄米ドリアなどをデモされました。 一斉に、お料理を仕上げていきます。 1114仕上げ1.JPG 1114仕上げ11.JPG 打ち豆づくりにもチャレンジです。 1114仕上げ3.JPG 1114先生方2.JPG 1114先生方.JPG ドリアも焼いていきます。 1114仕上げ2.JPG うずみごはんも、参加された先生方の人数分、ごはんでふたをしていきます。 1114うずめ盛り1.JPG 午後は、3階の講義室に上がっての講義でした。 『正食生活術』をテキストに、講義を担当されたのは藤井先生。 その後、校長先生の講義もあり、とても充実された1日でした。 1114午後校長.JPG 次回の研究会は12月12日。 年末でお忙しい時期ですが、次回も どうぞよろしくお願い致します!