ブログ「マクロなポケット」Blog

Terryの中級日記2

こんにちは。 すっかりあたたかくなり過ごしやすい日になりましたね そろそろ花の種まきをしようかと考えている今日この頃です さて、今回Terryさんは中級2回目です。 どんな料理ををつくったのでしょうか? ************************** 今月は仕事の帰り、近くを流れる

大川の対岸に咲く満開の桜並木を

ぼんやり眺めて過ごしたりしていましたが、

その桜も今週散りました。

一瞬の出来事だったように感じます。

 

季節は巡り、

今はフレッシュなライムグリーンの新緑がきれいで、

街の景色がいきいきと感じられます。

東京に住んでいた時、

原宿表参道のケヤキ並木を

散歩するのが大好きだったことを思い出します。

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今日は、中級コースの2回目です。

しばらくぶりに初級で一緒だったおじさんと再会。

同士に会ったようで嬉しく、しばし歓談しました。

担当する講師は、島田弘子先生。

正食協会の料理教室に数年ぶりに

カムバックされた先生です。

冒頭に「初級・中級は、

あとになればなるほど『すごい』と実感します。

基本はとても大切です。

時間に追われる家ではなく、

この教室では時間もあって仲間もいますので、

じっくり楽しんで作ってください」と話されました。

 

メニューは、

筍とグルテンの混ぜご飯、

揚げ豆腐、

ひじき蓮根、

わかめと切り干し大根の二杯酢

4品です。

「ひじき蓮根は、食養料理の常備菜で、

毎食一箸ずついただきたいものです。

きんぴらごぼうと同じく大事な料理です」

と島田先生。

一度で完璧は無理ともおっしゃいました。

それだけ奥が深いということなのでしょう。

ひじきはさっと洗って水につけ、

爪で切れるくらいに戻し、

蓮根はいちょう切り、人参は細切り。

鍋を熱してごま油を差し、

ひじきを炒めて水気がなくなったら、

蓮根を炒め、

ひじきの戻し水と水をヒタヒタに入れて沸騰させ、

弱火にして人参を加えました。

あとは醤油を入れて汁がなくなるまで煮る。

まあ、これだけの手順で簡単そうなんですけど、

どこかに何かが

複雑に絡んでくるものがあるのでしょう。

乾物には落し蓋という鉄則通りにして、

ひたすら汁がなくなるまで待ちました。

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その待ち時間を利用して、講義が行われました。

正食(マクロビオティック)の食事の原則として、

噛むことの重要性を特に強調して話されました。

腹八分目につながり、脳の刺激になり、

ボケ防止、だ液がたくさん出ることによる

メリットなど盛りだくさんにその効用が紹介されました。

締めの言葉としては

「量は質を変える」。

どんな体によいものでも、

食べ過ぎるとよくないということを話されました。

 

「桜沢先生の歌で『よくかめよ』というのがあります。

昔はよく合唱しました。ご存知の方歌ってください」

と、半ば指名のようにぼくの目をとらえて言われました。

ご指名とあらば仕方ない、

一肌脱ぎましょうとばかり

皆様の前でソロで歌いました。

「♪よくかめよ食べものを

 かめよかめよかめよ からだが強くなる♪」

・・・お粗末でした。

やさしい生徒さんたちから

拍手が起こりうれしかったです。

 

待ちに待ったお食事の時間です。

温かいうちにとばかり、

揚げ豆腐に箸をつけました。

おろしたばかりの大根おろしと葱に、

醤油をジュッとかけて、ほくほく食べます。

おいしい。

至福の瞬間。

やはりシンプルイズベストですね。

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少し濃い目に味付けされた

筍とグルテンを混ぜた

玄米ごはんを、よく噛んで食べます。

噛むことの大切さを説かれた後なので、

どうしても意識して噛んでしまいます。

ひじき蓮根を少しずつ口に入れます。

確かに体によさそう。

この料理はカルシウムがばっちりで、

妊婦さんや貧血気味の人、

育ち盛りの子どもたちにぴったりの料理ということです。

 

わかめと切り干し大根の二杯酢は、

どちらかというと酢の物は苦手なんですが、

とてもおいしかった。

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これも季節のせいなのか、

体が欲していたのか、

いろいろ考えさせられます。

ここ数日、少し体調を崩し、

ほぼ絶食していただけに、

おいしく食事ができる幸せを

しみじみ感じながら完食いたしました。

 

ごちそうさまでした。 IMG_5761.JPG

  • 2011年04月30日 09時40分更新
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