ブログ「マクロなポケット」Blog

Terryの初級日記8

ついにTerryさん初級コースの 最終回となりました。 さて、今回はどんなものを作ったのでしょうか? ************************** 突如気温が緩んで4月の陽気が続いた後、

少しひんやりた3月らしい

清々しい空気が心地よい朝、

今日から3月です。

月並みな表現だけどあっという間に年が明けて

2ヶ月経ってしまいました。

 

これから桜の蕾が膨らみ、

爆発するように薄紅色の花が咲き乱れ、

花吹雪となって散ると、

新緑が景色を一変させます。

街が賑やかになり、

行きかう人々に笑顔が多くなってくるような気がします。

この初春から夏に向かう躍動的な季節が一番好きです。

 

そんなこんなで、初級コースも10回目の今日で終了。

なんとなく気分もいつもと違います。

 

「回数を重ねるごとに、皆さんの段取りがよくなってきました。

料理は楽しむことが大切。

おかずは少々脱線しても、主食に重きを置きましょう」

と講師の竹内泉先生が最初に話されました。

 

本日のメニューは、

玄米五目炊き込みご飯、筑前煮、

青菜と蓮根の梅和え、豆乳ムース。

 

メインディッシュっぽい筑前煮は、

斜め薄切りしたごぼうを蒸し煮して、

こんにゃく、干し椎茸、大根、蓮根、人参、里芋

の順番に入れてさらに蒸し煮。

椎茸の戻し汁と水を加えて、塩、醤油で調味していきます。

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蒸し煮の仕上がるタイミングが難しく、何度も先生に確認。

「匂いや色や音などの五感を働かせて判断します」

と言われ、これは経験を積むしかないなと納得です。

今日は蒸し煮オンパレードのメニューでした。

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豆乳ムースは、葛粉に豆乳と水を加え、

強い火で5分ほど練り上げます。

焦げないようにするため、

結構力を使って速いスピードで木べらを回します。

葛に火が入った見極めがポイントとのことでした。

 

竹内先生が「最後なので、マクロビオティックの始祖、

桜沢如一先生の著書『食養人生読本』の中にある

食前のことばを読ませていただきます。

いま私たちはここに、正しい食べ物を、あたえられました。

私たちはこれを、正しくとり、よくかみ、よく味わい、

健康と自由、幸福と平和を確立し、

絶対の安心、無畏の勇猛心、最上の知恵をうけ、

宇宙の秩序を身につけて、正しく楽しく生きたいと思います」

いただきまーす。

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ごぼうや椎茸の香りと共に炊き込みごはんを口に入れる。

おいしい。

ぷちぷちと噛む楽しさ。

椎茸の戻し汁しか使っていないけれど、

しっかりと味が染みてそれぞれの素材の味を楽しめる筑前煮。

お酒のお供にも合いそうです。

 

洗いごまを炒って

すぐにすった胡麻と白味噌、練り梅で和えた

青菜と蓮根は絶妙な味と食感でもっとたくさん食べたくなりました。

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デザートの豆乳ムースは、

メープルと黒糖で作ったシロップを少しかけていただきました。

葛と聞くだけで身体に良さそうです。

素朴な素材とシンプルな調味料で

こんなにおいしくなるなんてまるで魔法を使っているみたいです。

 

食事をしながら半年通い続けた人たちの感想発表が行われました。

「最初はピンとこなかった子どもが、

半年経っておいしいと言ってくれるようになりました」

「玄米食のレストランがマクロとの出会いでしたが、

今は毎日玄米を炊くようになりました」

「我流でやっていたけど、基本を学べたのでよかったです」

「食材に対する思いややさしさが嬉しかった」

「そんなことはあるはずないと思っていましたが、

体質や食べ物の好みがすっかり変わりました」など、

喜びの声がたくさん聞けました。

 

同じ釜の飯を食べた仲間たち

という言葉が頭に浮かんだ最終回でした。

さてさて、中級に進んで、

さらに正食料理ワールドの扉を開けてみたくなりました。 ************************ 料理を学べることは勿論ですが、 素敵な仲間と出会えるのも 料理教室の大きな魅力ですね 皆様本当におつかれさまでした!
  • 2011年03月06日 12時05分更新
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