クッキングスクール卒業生の声Cookingschool Voice

正食クッキングスクール 卒業生の声

マクロビオティック・クッキングスクールを卒業し、各分野で活躍されている卒業生から、学び始めたキッカケやスクールで学んだこと、習得した知識や考え方がどのように活きているかなどを聞かせていただきました。

  • 西尾 重香 西尾 重香
    にしお しげこ

    2012年秋期師範科コース修了 大阪府:主婦

    師範科を修了し、総復習をと思い、秋期短期集中料理教室に参加しました。初級5日間の予定でしたが、温かい先生のご指導と生徒さんの熱心で楽しい雰囲気に中級も参加したくなり、初級中級10日間に参加しました。

    何より、一度習ったことなので頭に入りやすく、あやふやだったところや先生のおっしゃることがより深くわかり、身についたように思います。1日2回、調理実習のお料理をいただいたからでしょうか、生徒の皆さんのお肌も表情も輝き、わたしも連続10日間に疲れるどころか体調がとても良好になりました。改めて正食の素晴らしさを身体で感じました。

    最近、近所のお店で不定期にマクロランチのお手伝いをしています。お客さんの笑顔と励ましがとても嬉しく、メニューを考えたりすることで毎日が刺激的で楽しくなりました。

    ずっと主婦だった私は、師範科を卒業するまで、このようなことができるなどと思いませんでした。正食協会に通い、お料理を教えていただき、世界が開け素敵な夢もいただいたように思います。先生方皆様に心から感謝しております。

    これからもいっぱい失敗したりする事もあると思いますが、少しずつでも、あきらめずに勉強していきたいと思います。

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  • 大平 真紀 大平 真紀
    おおひら まき

    2012年度研修科修了 滋賀県:自営業(「ナチュラルカフェにこにこ」)

    この限られたスペースでは語り尽くせないほど、マクロビオティックと出合う5年前と今では身体や気持ちがすっかり変わってしまいました。現在は5年前には考えもしなかった毎日を送っております。

    「マクロビオティックを始めると人生が変わる」と、聞かれたことがあると思うのですが、まさしくその通り。職業は管理栄養士から自営業へと変わりました。体型はもちろん、花粉症も肌荒れもなくなり、いつのまにか逆流性食道炎までもが完治しておりました。

    つい先日は骨量の検査をしたところ、実年齢の120%という数字。肺年齢は実年齢のマイナス15歳という結果です。でも、これらの結果を求めていたわけではなく、ただ教えていただいたことを実践しただけなので不思議です。

    心境も以前は欲しいものがたくさんあったように思いますが、食事を変えてからは、限りある命を大切に自分のすべきことを一生懸命できたら、という思いだけです。また最近では自分本位の「したい」ではなく、「させていただく」という心境で物事にも接しております。

    最後に、人生は選択の連続だと思うのです。食べることはもちろん、職業もご縁も自分自身の気持ちでさえです。そのものさしとして手にしたマクロビオティックを、私は一生手放したくはないと、心から思います。それと同じくらい、学びたいという同じ目的で出会えた友人たち、スクールの校長先生をはじめ諸先生方とのご縁も大切にしていきたいと思っております。

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  • 新田 奈々 新田 奈々
    にった なな

    2012年春期師範科コース修了 奈良県:飲食店勤務(出雲そば「だんだん」)

    私は高校を卒業してからレストランの厨房で働いていました。家が飲食店をしていたこともあり、料理を作ること、食べることはとても身近なことでした。

    毎日職場では牛乳、生クリーム、グラニュー糖、肉、魚など、味見やまかないなどでたくさん食べます。もちろんおいしいし、もっともっと料理が上手になりたいと日々働いていました。家にいる時間が少ないので自炊することも少なく、朝はコンビニでパンを買い、休みの日は食べ歩きに出かけることが多く、身体のことを考えた食事はあまりしていませんでした。

    本屋で偶然見つけた本に、マクロビオティックのことや梅干し、味噌作りなどの昔ながらの生活のことが書いてあり、自分でもそんな生活を送ってみたいと、思うようになりました。

    引越しを機に、正食協会に通わせていただくことにしました。今まで食べたことのなかった玄米ご飯と、だしを使わないお味噌汁がおいしく、感動しました。野菜の甘さがとっても引き出されていて、鳥肌が立ったことを今でもよく覚えています。

    今まで、輸入食品にばかり目を向けていましたが、日本の伝統食品の素晴らしさを改めて感じました。今まで“おいしいものを作ろう”とばかり考えてきましたが、正食協会で学んでからは、“身体に優しくて、おいしいものを作ろう”と思うようになりました。

    今は仕事も辞めて、実家の蕎麦屋で玄米菜食の定食を作っています。今年は家族で味噌を10キロ仕込みました。手作り味噌でお味噌汁が作れる日が楽しみです。野菜やお米も作ろうと計画中です。

    正食協会に通ってから、生活が一変しました。家族で一緒に仕事をできることに感謝し、今後も元気に楽しく暮らせるように、基本に戻りながら過ごしていきたいと思っています。

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  • 泉村 萌子 泉村 萌子
    いずみむら もえこ

    2013年春期師範科コース修了 兵庫県:大学生(兵庫県立大学看護学部)

    私はもともと、海外で働きたいという思いで看護の道に進むことを決めました。しかし大学で学んでいくうちに日本のことを全く知らない自分に気づき、西洋医学以外の日本にある伝統療法を学んで、将来少しでも役に立つ情報を提供できたらと思い、師範科に通っていた母の紹介で入校を決めました。

    初めはどちらかというと栄養学的な知識を得るために通っていた教室でしたが、初級、中級、上級と進んでいくうちに料理の知識だけでなく、食を通した世の中のあり方にまで言及する正食の考え方に自然と染まっていくのを感じました。

    中でも、旬のお野菜を食べることで自分の体を今生きている環境に適応させていくという考え方は、今まで科学や根拠で証明されなければ正しくないと思い込んでいた私の価値観を大きく揺るがすものだったと思います。そして同時に、今まで母が健康のことに一生懸命気を使って、作り続けてくれていた料理のありがたさに初めて気づくことができました。

    お料理だけでなく、どんなことにも目には見えない愛情や思いがこもって初めて、人に伝わったり影響をもたらすものになっていくのだと身をもって感じています。こういった哲学にまで発展するマクロビオティックの考え方は、自分が将来どんな現場で働いたとしても、自分の大きな基盤になるものだと確信しています。

    これからは、まずは体を整える方法を自分に実践しつつ、そこから得られた経験や知識を、将来助産師や看護師として働く中で、周りの方々に少しずつ伝えていけたらと考えています。 

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  • 三木 愛理 三木 愛理
    みき あいり

    2012年春期師範科コース修了 岡山県:薬剤師・マタニティアロマセラピスト(アロマサロン「hare」)

    娘を妊娠中に身体によい食事に関心を持ち、マクロビオティックを知りました。レシピ本を買ってマクロビオティック料理を作っていましたが、本を見ただけではおいしく作ることができず、主人がマクロアレルギーに。「マクロビオティック=おいしくない、野菜だけ」というイメージがついてしまい、肉料理を食べたいと言い出しました。これはいけないとネットで調べて正食協会に出会い、産後に集中講座を受講しました。

    料理教室で作るマクロビオティック料理があまりにもおいしいことに驚き、また食の大切さに感銘し、初級だけのはずが中級も受講。おかげで主人もおいしいマクロ生活を楽しんでくれるようになり、娘も玄米パワーで毎日元気いっぱいです。

    私も全く疲れない鉄人のような身体へと変わりました。厳しいと聞き敬遠していた上級コースでしたが、「もっと深く学びたい」という気持ちが強くなり、2年後に上級コースと師範科を受講しました。

    私の仕事は病院薬剤師の傍ら、妊婦さん専門のマタニティアロマサロン経営です。サロンに来られるお客さんはみんな妊婦さん。妊娠期こそ食事に気を遣いたい時期なので、簡単なマクロビオティック講座も開催しています。おいしく楽しくマクロビオティック。少しずつでも継続すれば身体はちゃんと答えてくれること、そして子供も病気知らずで元気に育つということを伝えていきたいと思っています。

    師範科の卒業式で校長先生が「食べることは一生続くんですよ」とおっしゃっていました。卒業後も食べることが続く限り、一生マクロビオティックを楽しく続けていきたいです。

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  • 上田 敦史 上田 敦史
    うえだ あつし

    2013年春期上級コース修了 大阪府:能楽大倉流小鼓方

    私の職業は能楽小鼓奏者です。身体が資本の仕事柄、こちらに入会するより以前から食や健康には気をつけていた・・・つもりでした。正食協会で学ばせていただくようになって、今までは食を単なる栄養学でしか認識していなかったと気づかされました。

    本当の意味で食への意識を高めるということは添加物に気をつけて、野菜を多く食べて、肉や脂を控える等という単純なものではなく、突き詰めれば、物事の捉え方の指針であり、人の生きる道そのものに通じる道しるべなのではないかと感じるようになりました。

    私が生業とする「能楽」は単なる古典演劇というだけでなく、天下泰平、五穀豊穣などを祈る儀式から発展した伝統芸能です。人の世が富み栄え、争いもなく平和であるには豊かな穀物の実りが不可欠であるので、陰陽五行思想すなわち易学に基づいた神事芸能を捧げて神に祈ったのが始まりです。

    また伝統とは「正しく伝えられた」という意味で、決して過去の遺物ではなく、現在や未来に生きる我々にも、変わることなく普遍的なテーマを問い続ける舞台芸術といえます。まさに正食と同じでないでしょうか?本来在るべき伝統食文化「正食」、その理念、調理法、食し方など、能楽同様正しく学ぶべき、正しく伝えるべき日本人の共通財産であると捉えています。

    また私はかねて農業にも興味があり、是非有機の勉強に取り組みたいと考えています。能と農、それを繋ぐ正食。人にとって最も大切なものが軽んじられる現代において、これだけのご縁を与えられたことに感謝しています。先生方今後ともご指導よろしくお願いいたします。

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  • 鶴見 直子 鶴見 直子
    つるみ なおこ

    2012年春期師範科コース修了 愛媛県:大学生 (愛媛大学)

    私が正食に出会ったきっかけは、正食協会が主催した阿部司さんと小崎孝子園長の講演会でした。そこで日常的に使われている食品添加物の恐ろしさや、食を変えれば子どもも変わるということを聞き、とても感動したことを覚えています。

    私は父母が安全な食について以前から気を配っていたので、ハンバーガーなどは元から口にしていませんでした。母は棚田のてっぺんで無農薬のお米をつくっていたり、正食クッキングスクールに入り、正食の料理を作ってくれていたりしたのですが、講演を聞くまで、私はそれが本当に良いものだと言うことに気付きませんでした。

    そして、正食について興味を持ち、自分でもそんな食事を作りたいと思い、正食協会の門を叩きました。受講して、宇宙と調和して生きる生き方、それを実現するために私達はこれから何を食べていけばいいかが自分なりにわかったと思います。

    正食を学ぶ一方で、各地で活躍している方々のお話をもっと聞きたいと思い、九州の高取保育園の西福江園長、前述したふたば幼稚園の小崎孝子園長、『食卓の向こう側』を書いた西日本新聞社の記者であった渡邊美穂さんにもお話を伺ってきました。色々な方にお話を聞く中でも、食は私達のいのちの根幹であり、精神性とも深く繋がっていることを強く実感しました。

    私は今愛媛大学の3回生で、大学生弁当の日を続けていますが、そこで仲間に出すのは正食の料理です。見慣れない料理に皆最初は驚きますが、感想ではとても美味しかったと言ってくれます。

    卒論には、正食について学んだことを書こうと思っています。このように地道な活動から、私は正食の考え方をより多くの方に伝えていきたいです。そして、健康で自分らしい人生を送る方が増えることを願っています。

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  • 新代 恭子 新代 恭子
    しんだい きょうこ

    2011年度研修科修了 大阪府※現在、香港在住:香港*マクロビオティック教室 主宰

    家族の病気と自身の体調不良から、クッキングスクールに通い始めました。しかし料理だけでなく、正食協会では色々な大切なものを得ることができました。

    生き方の学び方。私にとっては「自学・自問・自答」これに尽きます。五感を使う料理を通じ、目からウロコも再三再四、気づかされ、考え、身になり、これが積み重なってぶれない芯になる。いつの間にか料理だけではなく生き方さえも、自然と身についていました。

    自分の置かれた状況の違いで、同じものをみても、受け取り方・見方・感じ方は違ってきます。常に新しい発見と学びがあります。何かにあせる時もあり、不安になる時もあり、迷うこともありますが、そんな時こそ基本に戻って、身体とこころをリセットさせて考える。このリセットの仕方を自然と身につけられたというのは、どんな状況でも生きていける力を得られたのと同じではないかと思っています。

    そして、一番の宝もの、先生や友達たちとの「人とのご縁」。クラスにも先生にも恵まれ、年代問わずに本当にいい友人がたくさんできました。校長先生から「同じ釜の玄米を食べるから仲良くなるのよ?」と言われたとおりです。どこに行ってもべジ・マクロ仲間と知り合う機会が多く、自分でも驚いています。私の腸内細菌が引き寄せているのかもしれません(笑)。

    縁あって香港在住となった今、学んできたことを、マクロビオティックを知らない人たちに伝えて一緒に目からウロコを落とし、私の味わった感動を共有したいなと思っています。

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  • 野依 佐千子 野依 佐千子
    のより さちこ

    2012年春期師範科コース修了 大阪府:会社員

    私がマクロビオティックに興味を持ったのは4年前。普段は製薬会社で医薬品開発の仕事をしているのですが、病気と健康を考えれば考えるほど、病気になってからの治療だけでなく、病気にならないための食生活というものを学びたいと思ったのです。

    ただ、料理は苦手だったこともあって、ようやく2年半前に初級コースを申し込んだ時も、まさか自分が師範科まで通い続けることになるとは思ってもいませんでした。ところが、通い出してみると、マクロビオティックならではの調理方法は勿論、食材や調理の陰陽の考え方、季節や体調にあわせて何をどのように食べるのかという食養の原理、等々、学べば学ぶほど、食と健康の関係の深さ、伝統的な日本の食生活の素晴らしさを見直すようになり、興味は深まるばかり・・・。

    健康に対する意識が高い方々と一緒に、体に優しくておいしいお料理を習える、というだけでなく、日々の自分の食生活を見直す機会という意味でも、毎回の講座はとても刺激的で貴重でした。今では、シンプルで自分の体調にあった食事が意識できるようになり、ジャンクフードからは自然と離れていきました。

    振り返ってみると体脂肪も落ち、アレルギー性鼻炎の症状も軽減、と良いことばかり!マクロビオティックとの出会いに感謝です。

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  • 又野 寛 又野 寛
    またの ひろし

    2013年春期集中料理教室上級コース修了 和歌山県:農業

    初級から上級まで受講させていただきました。教室で初めてお会いする人と一緒に料理をすることや、女性の中で男一人の状況も多く、とても緊張しましたが、温かい言葉をかけてくださる先生に支えられ、「食」への意識の高い受講生のみなさんの姿勢に刺激を受けながら、楽しく受講することができました。

    本などを参考に独学でマクロビオティックに取り組んできましたが、講義での講師のお話は、毎回腑に落ちることの連続で、調理のデモもわかりやすく、なにより、講師の立ち振る舞い、ちょっとした言葉、声掛け、アシスタントさんとの連携、生徒さんとの質問のやりとり、教室の空気感、そんなところから、この教室でしか学べないもの、正食協会の歴史・伝統の深さを感じました。

    自分がブレそうなとき、ブレたとき、また訪れたい場所です。正食の考え方を基本にした、新しい生活のスタートがきれました。ありがとうございました。

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  • 小野 隆史 小野 隆史
    おの たかし

    2011年度研修科修了 大阪府:自然食品店勤務(「自然館」)

    私は大阪のナチュラルショップで21年間働いております。お客さまにマクロビオティックの正しい知識をお伝えするために正食協会の門をたたきましたが、そこで自らのアレルギー体質を克服するために20年以上続けてきた玄米菜食が間違っていた事を学びました。

    実習の日は不思議に体調が良くなり、手足の冷えも取れて、冬に手放せなかった「使い捨てカイロ」とも縁が切れました。当初「中級クラス」までの予定でしたが、正食料理の奥の深さに魅了され学び続けています。

    校長先生や講師の先生方、先輩諸氏から言葉に出来ないほど多くの事を学ばせていただき学ぶことの幸せを日々感謝しております。また、初級クラスから研修科まで、ほとんど男性1人だったのですが、同級生の皆さま、そして協会スタッフの皆さまにいつも助けられ励まされてきたことも、続けてこられた大きな理由のひとつでした。

    今後は少しでも多くの皆さまに正食料理の素晴らしさをお伝えしていければと思います。

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